TikTok採用広告の実例|応募3.8倍・広告費40万円の検証【2026年】
TikTok


担当メンバー
ノックデザイン編集部
ノックデザイン編集部
Web制作・運用の現場で得た知見をもとに、ホームページ制作に役立つ情報を日々発信しています。制作のプロが最新情報やノウハウをわかりやすく丁寧にお届けします。

監修者
安田 亮介
SNSコンサルタント
1992年、大阪生まれ。2018年からブログやSNSでの情報発信をスタートし、2年間で総フォロワー5万人以上を獲得。その後、企業のSNS運用・集客支援、採用プロジェクトを経験し、株式会社ノックデザインに入社。
SNS事業責任者として、TikTokやYouTube、InstagramなどのSNSマーケティングを指揮。4年間で累計100アカウント以上の運用に携わり、これまでに制作した動画は10,000本以上。元ライターとしての経験を活かし、コピーライティングやコンテンツ企画を強みに、成果につながるSNS運用を追求しています。
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株式会社暉技術さまがTikTok採用広告を配信した2026年5〜8月、全経路の応募数は前年同期235件から886件へ約3.8倍となりました。TikTok広告は全8回・広告費合計40万円で32,378クリック、クリック単価12.4円を記録。同期間の全経路の採用数は3名でした。応募・採用はTikTok経由だけの数値ではなく、増加分のすべてを広告の効果とは断定できません。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
TikTok採用広告に興味はあるものの、実際にいくら使っていくら効果が出るのか、具体的な数字が見つからず判断できずにいませんか?
求人媒体に出しても若手からの応募が来ない、という状態が続いていませんか?
「応募は増えたが採用にはつながらなかった」という失敗例も含めて知りたくありませんか?
この記事を読むとわかること。
広告費40万円・全8回でどこまで数字が動いたかの全実績
8回分のクリック率の推移と、途中で数字が落ちた原因
6本の動画のうち、どの種類が最もクリックされたか
全経路の応募・採用をどう評価し、次の改善につなげるか
施工管理技術者の派遣・紹介を手がける株式会社暉技術さま(大阪市北区)のご協力のもと、実際の配信データをそのまま公開します。
- TikTok採用広告を配信した4ヶ月の実績|応募は前年同期の約3.8倍
- 広告費40万円で総再生101万回・クリック32,378件|全8回の累計実績
- 全経路の応募886件・面接90件・採用3名|応募から採用までの実数
- 施工管理技術者の派遣会社がTikTok採用広告を始めた理由|技術社員約60名の大半が40〜50代
- TikTok採用広告で実施した施策|1回5万円の配信を8回、動画は2〜3回ごとに入れ替え
- 配信は1回8日間・予算5万円|エリアと年齢のターゲット設定
- 同じ動画の組み合わせを続けた期間にクリック率が低下|第4〜6回を比較
- 動画を入れ替えるとクリック率が戻る|第8回6.47%で全8回中の最高値
- TikTok採用広告で効果が高かった動画6種類|クリック率トップは福利厚生紹介の4.08%
- TikTok採用広告の効果をどう読むか|サイトアクセスと視聴回答を検証
- 採用活動で残った課題|全経路の応募886件に対して同期間の採用3名
- 【結論】TikTok採用広告はどんな会社に向くか|向く会社・向かない会社の条件
- TikTok採用広告に関するよくある質問
- まとめ|広告の送客と全経路の採用結果を分けて評価する
TikTok採用広告を配信した4ヶ月の実績|応募は前年同期の約3.8倍

図:2026年5〜8月の暉技術さまの実績。広告費40万円・32,378クリックはTikTok広告の数値です。応募886件・採用3名は全経路の合計で、広告だけの成果ではありません。
まず結果からお伝えします。
株式会社暉技術さまで、2026年5〜8月にTikTok採用広告を全8回配信しました(5月7日〜8月25日)。広告費は1回5万円、合計40万円です。同年5〜8月の全経路の応募数は886件で、前年同月の合計235件に対して約3.8倍でした。広告の配信期間と、応募を集計した暦月の期間は異なります。
以下では、広告管理側の配信データと、暉技術さまから共有いただいた全経路の応募・面接・採用データを分けて掲載します。クリック数は応募者数やサイト訪問者数と同じではありません。全経路の応募を分母にして、TikTok広告単独の応募単価・採用単価を算出することもできません。
広告費40万円で総再生101万回・クリック32,378件|全8回の累計実績
2026年5月7日から8月25日まで、1回5万円の配信を8回、合計40万円の広告費で実施しました(広告運用費は別途)。
項目 | 実績 | 内訳 |
|---|---|---|
広告費 | 400,000円 | 1回50,000円 × 8回 |
総再生数 | 1,016,031回 | 1回あたり約12.7万回 |
クリック数 | 32,378件 | 1回あたり約4,000件 |
クリック率 | 3.19% | — |
クリック単価 | 12.4円 | — |
表示単価(1,000回表示) | 394円 | 5月332円 → 8月565円 |
月別の推移は次のとおりです。
月 | 広告費 | 再生数 | クリック数 | クリック率 | クリック単価 |
|---|---|---|---|---|---|
5月 | 100,000円 | 301,374回 | 6,051件 | 2.01% | 16.5円 |
6月 | 100,000円 | 283,699回 | 9,717件 | 3.43% | 10.3円 |
7月 | 100,000円 | 253,927回 | 8,438件 | 3.32% | 11.9円 |
8月 | 100,000円 | 177,031回 | 8,172件 | 4.62% | 12.2円 |
5月と8月を比較すると、掲載レポートの再生数は301,374回から177,031回に減少し、クリック数は6,051件から8,172件へ約1.35倍になりました。毎月一貫してクリック数が増えたわけではなく、6月をピークに減少した月もあります。クリック数は延べ回数であり、採用サイトを訪れた実人数ではありません。
当社が運用してきた採用系のTikTok広告ではクリック率1〜2%台が多く、3.19%という水準は高いほうです。
全経路の応募886件・面接90件・採用3名|応募から採用までの実数
広告の配信結果とは分けて、同期間の全経路の採用活動の実数を掲載します。前年との比較には求人媒体・募集条件など他の要因も含まれます。
月 | 応募数 | 前年同月 | 面接数 | 面接率 | 採用数 |
|---|---|---|---|---|---|
5月 | 180件 | 61件 | 20件 | 11.1% | 1名 |
6月 | 231件 | 52件 | 26件 | 11.3% | 0名 |
7月 | 232件 | 66件 | 29件 | 12.5% | 2名 |
8月 | 243件 | 56件 | 15件 | 6.2% | 0名 |
合計 | 886件 | 235件 | 90件 | 10.2% | 3名 |
応募は前年同期の約3.8倍。8月単月で見ても、前年同月比で4.3倍になっています。
同期間の全経路の面接数は90件、採用数は3名です。90÷886で算出した10.2%は、同期間の応募数に対する面接数の比率です。応募から面接・採用までには時間差があるため、全応募者の最終結果やTikTok広告経由の採用率を示す数値ではありません。
施工管理技術者の派遣会社がTikTok採用広告を始めた理由|技術社員約60名の大半が40〜50代
課題:株式会社暉技術さまは、建築・土木・設備・電気分野に特化した施工管理技術者の派遣と紹介を手がける会社です。2013年設立、大阪市北区に本社を置き、東京・福岡にも拠点があります。
ご相談をいただいた時点での課題は明確でした。約60名の技術社員のうち、大半が40代・50代。10年以上のベテランが多く、事業としては成立しているものの、このままでは数年後に人が足りなくなるという状況です。
求人媒体には出稿していましたが、応募の年齢層が上がる一方で、狙いたい20代・30代からの応募がほとんど入ってきませんでした。未経験・資格なしでも受け入れられる体制があり、社内の雰囲気も働きやすい。それが若い層に伝わっていない、というのがご本人たちの実感でした。
もうひとつの難しさは、「常用型派遣」という働き方が求職者に伝わりにくいことです。派遣会社の正社員として雇用され、派遣先の現場で働く形を指します。ただ求人票の文字だけでは、実際にどんな現場でどんな人と働くのかが想像できません。
施策の方向性:そこで、まず動画で「どんな会社か」を見てもらい、そのうえで採用サイトに来てもらう流れをつくることにしました。オーガニック投稿でアカウントを運用しつつ、広告で配信量を確保する設計です。
なお、2025年11月にも動画制作と広告で20万円の初回配信を実施していますが、本記事の集計には含めていません。
TikTok採用広告で実施した施策|1回5万円の配信を8回、動画は2〜3回ごとに入れ替え
再現できるかどうかを判断していただけるよう、実際に設定した内容をそのまま書きます。結論から言うと、配信設定そのものに特別なことはしていません。予算・期間・ターゲットはシンプルに固定し、代わりに動画の入れ替えタイミングだけを細かく調整しました。
この章では、配信の基本設計と、同じ動画を使い続けたときにクリック率がどう落ち、入れ替えるとどう戻るのかを、全8回の数字で見ていきます。
配信は1回8日間・予算5万円|エリアと年齢のターゲット設定
配信の基本設計はシンプルです。
予算:1回50,000円
期間:1回あたり8日間(全8回とも同じ日数)
エリア:大阪市・京都市・神戸市・東京都・神奈川県
年齢:18〜24歳/25〜34歳
リンク先:採用サイト(第5回以降はトップページからエントリーフォームに変更)
配信本数:1回につき3〜4本を同時配信
第5回でリンク先を採用サイトのトップページからエントリーフォームに直接変更しました。応募までの手数を1つ減らす狙いです。第5回以降のクリック単価は10.2〜14.5円に収まり(第1〜4回は8.2〜16.8円)、振れ幅は小さくなっています。ただし応募数は6月231件・7月232件・8月243件とほぼ横ばいでした。この変更だけでどれだけ効いたのかは、正直なところ切り分けられていません。
同じ動画の組み合わせを続けた期間にクリック率が低下|第4〜6回を比較
8回分のクリック率の推移です。
配信回 | 期間 | 配信動画 | 再生数 | クリック数 | クリック率 | クリック単価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 5/7〜5/14 | 4本 | 154,870回 | 2,968件 | 1.92% | 16.8円 |
第2回 | 5/19〜5/26 | 4本 | 146,504回 | 3,083件 | 2.10% | 16.2円 |
第3回 | 6/1〜6/8 | 3本 | 167,549回 | 3,606件 | 2.15% | 13.9円 |
第4回 | 6/16〜6/23 | 3本 | 116,150回 | 6,111件 | 5.26% | 8.2円 |
第5回 | 7/6〜7/13 | 3本 | 122,250回 | 4,892件 | 4.00% | 10.2円 |
第6回 | 7/21〜7/28 | 3本 | 131,677回 | 3,546件 | 2.69% | 14.1円 |
第7回 | 8/3〜8/10 | 3本 | 103,989回 | 3,449件 | 3.32% | 14.5円 |
第8回 | 8/18〜8/25 | 3本 | 73,042回 | 4,723件 | 6.47% | 10.6円 |
第4回で5.26%まで上がったクリック率が、第5回4.00%、第6回2.69%と2回続けて下がっています。
この3回は、同じ3本(仕事内容紹介・社員インタビュー・よくある質問回答)を配信しました。反復による飽きはクリック率低下の仮説の一つですが、配信対象・競合・掲載状況も変わるため、このデータだけでは原因を特定できません。
動画を入れ替えるとクリック率が戻る|第8回6.47%で全8回中の最高値
第7回から配信動画を入れ替えました。よくある質問回答に、第4〜6回では外していた会社紹介と代表挨拶を戻したところ、クリック率は3.32%に回復。さらに第8回で会社紹介・代表挨拶・福利厚生紹介の3本に切り替えると、6.47%と全8回で最高値を記録しました。
会社紹介のクリック率は5月の1.2〜2.8%から第8回の8.83%へ上昇しました。同じ動画を再投入した際に反応が変わった例ですが、休止期間だけの効果とは切り分けられていません。
この事例を踏まえ、当社では2〜3回を目安に動画の組み合わせと反応を見直す方針としました。すべての配信に共通する最適な交換頻度を示すものではありません。
ただし第8回は再生数が73,042回と全8回で最も少なく、表示単価は685円まで上がっています。「広く見てもらう」より「関心の強い人に届いてクリックされる」配信に寄った結果とも読めます。
TikTok広告の基本的な設定方法はTikTok広告マネージャー入門|アカウント開設から広告配信、効果分析までで解説しています。
TikTok採用広告で効果が高かった動画6種類|クリック率トップは福利厚生紹介の4.08%
4ヶ月で配信した動画は6本です。仕事内容紹介・社員インタビュー・よくある質問回答・会社紹介・代表挨拶・福利厚生や制度の紹介という6方向に振り分け、1回につき3〜4本を組み合わせて配信しました。同じ動画を複数回使い回しているため、ここでは1本あたりの累計成績を並べます。再生を稼いだ動画と、クリックまで運んだ動画ははっきり分かれました。
動画の種類 | 配信回数 | 広告費 | 再生数 | クリック数 | クリック率 | クリック単価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
よくある質問回答 | 6回 | 70,000円 | 180,405回 | 6,890件 | 3.82% | 10.2円 |
福利厚生・制度紹介 | 2回 | 25,000円 | 50,651回 | 2,065件 | 4.08% | 12.1円 |
代表挨拶 | 3回 | 35,000円 | 73,431回 | 2,455件 | 3.34% | 14.3円 |
会社紹介 | 4回 | 70,000円 | 154,378回 | 5,006件 | 3.24% | 14.0円 |
仕事内容紹介 | 5回 | 90,000円 | 227,890回 | 6,870件 | 3.01% | 13.1円 |
社員インタビュー | 6回 | 110,000円 | 329,276回 | 9,092件 | 2.76% | 12.1円 |
ここから読み取れることが3つあります。
1. クリック率が最も高かったのは「福利厚生・制度紹介」(4.08%)
配信2回・広告費25,000円と、最も投資の少ない動画でした。それでもクリック率はトップです。残業時間・寮・資格支援といった制度面の具体的な数字を並べた内容で、未経験から始める人にとっていちばん知りたい情報だったのだろうと考えています。
2. 最も安定して送客できたのは「よくある質問回答」(クリック単価10.2円)
6回配信してクリック率3.82%、クリック単価10.2円。応募直前の不安に答える内容が、最も安定してクリックにつながりました。採用サイトや求人媒体に動画を載せるなら、この種類が第一候補です。
3. 再生数を稼いだのは「社員インタビュー」だが、クリック率は最下位(2.76%)
6回・110,000円と最も多く投資し、再生数32.9万回で認知の土台をつくった動画です。ただしクリック率は平均以下でした。「まず知ってもらう」役割と「行動してもらう」役割は別の動画が担っている、と整理できます。
採用動画の企画そのものの作り方は、TikTok採用動画の成功事例とメリットにまとめています。
TikTok採用広告の効果をどう読むか|サイトアクセスと視聴回答を検証
全経路の応募が約3.8倍になっても、その増加分すべてを広告の効果と判断することはできません。採用サイトへのアクセスと応募者の視聴回答は、広告・動画が検討に関わった可能性を考える参考情報です。対照実験や広告経由の応募計測ではないため、因果関係の証明とは区別します。
1つ目は、採用サイトの日別アクセス数です。
8月1〜25日のサイトアクセスは、配信日の1日平均245回、非配信日は88回で、約2.8倍でした。8月18日は582回、19日は809回となっています。配信時期とアクセス増加の関連は見られますが、曜日や他の施策の影響をそろえた比較ではありません。
2つ目は、全経路の応募者ご本人への「TikTokの動画を見ましたか」というヒアリングです。
8月の全経路の応募者243名に、TikTok動画の視聴について確認した結果です。
回答 | 人数 |
|---|---|
見た(応募前) | 12名 |
見た(応募後) | 43名 |
見ていない | 15名 |
返信無し | 173名 |
回答者70名のうち55名(78.6%、約79%)が動画を視聴していました。これは回答者に限った割合です。243名全体では視聴確認済みが55名(22.6%)、未回答が173名であり、約79%を応募者全体の視聴率として扱うことはできません。
応募前に視聴したのは12名、応募後に視聴したのは43名でした。応募前の視聴が確認できても、広告が応募の直接のきっかけだったとは断定できません。また、この回答からは広告と通常投稿のどちらを見たかも区別できません。応募後の視聴は会社理解を助けた可能性がありますが、面接移行への効果は別途検証が必要です。
採用活動で残った課題|全経路の応募886件に対して同期間の採用3名
全経路の応募886件に対し、同期間の採用は3名でした。応募獲得の指標と採用人数を分け、応募後の対応まで確認する必要がある事例です。
当社としては、配信・クリックだけでなく、応募後の対応状況も早い段階で共有する設計を強化すべきだったと考えています。ただし、月200件規模の全経路の応募を、月10万円のTikTok広告だけが生んだとは判断できません。
視聴確認の未回答が約7割でした。8月の応募243件のうち、動画視聴のヒアリングに返信がなかったのは173件(71.2%)です。これは面接案内の未達や応募者との連絡不能を意味するものではなく、連絡履歴・辞退理由・選考状況を別に確認する必要があります。
同期間の応募数に対する面接数の比率にも変化がありました。5〜7月は11〜12%台、8月は6.2%でした。8月の20〜30代では応募64件に対し面接6件です。選考の時間差、募集条件、辞退、連絡体制などを確認しなければ、比率が下がった理由や防げたかどうかは断定できません。
この結果から学べるのは、広告のクリックが増えた後も、全体の採用活動を継続して検証する必要があるということです。応募者ごとの流入経路と選考状況を記録し、課題が応募の質・募集条件・連絡・面接のどこにあるかを確認します。
同じことを繰り返さないために、TikTok採用広告を検討される方には、広告の設計と同時に次の3点を決めておくことをおすすめしています。
応募から初回連絡までを24時間以内に置く。誰が担当するかまで決めておく
連絡手段を電話だけにしない。SMSやLINEを併用する
面接日程は候補日の提示ではなく予約リンクにして、やり取りの往復を減らす
この3点を事前に決めておくと、応募後の状況を確認しやすくなります。未回答者への再連絡も選択肢ですが、視聴アンケートの回答と採用選考の連絡は区別して管理します。
【結論】TikTok採用広告はどんな会社に向くか|向く会社・向かない会社の条件
今回の1社・4ヶ月の事例から、あらゆる会社への再現性を断定することはできません。ただし、仕事内容を動画で伝えたい会社や、配信後の計測と応募対応を整えられる会社には、検証する価値があります。
向いている会社
20代・30代を採用したいが、求人媒体では年齢層が上がってしまう会社:TikTokの利用者層と採用ターゲットが重なります。今回も20〜30代の応募比率は7月23.7%、8月26.3%と推移しました
仕事内容が求人票では伝わりにくい会社:施工管理、製造、介護、建設など、現場を見せたほうが伝わる職種と相性が良い業種です
応募後の対応を回せる体制がある会社:想定される全経路の応募数に応じて、初回連絡・面接調整を行える体制を確認します。今回の月200件規模は全経路の合計で、広告が必ず同じ件数を生むという意味ではありません。
月5万円から試せる予算がある会社:1回5万円・8日間の配信から検証できます
向いていない会社
応募対応の体制がない会社:応募だけ増えて採用が増えない、という今回と同じ状態になります
すぐに1名だけ採用したい会社:TikTok広告は母集団を広げる施策です。急ぎ1名なら人材紹介のほうが早いことが多いです
動画に出られる社員がいない会社:顔出しを前提とした企画は進めにくいため、手元・現場・ナレーションなどで仕事内容を伝える方法を先に検討します。顔出し不可だけで採用広告が使えないわけではありません。
依頼先を選ぶ際は、次の3点を確認することをおすすめします。回別のデータを開示できるか、応募後の体制についても言及するか、そして「クリック率が落ちたときに何をするか」を説明できるか。数字が良かった月の報告しかしない会社は、うまくいかなかったときの打ち手を持っていない可能性があります。
目的別には、次のように考えています。
採用目的でTikTok広告を検討していて、動画制作から一緒に任せたい:ニチヨウビ(株式会社ノックデザイン)が得意とする領域です。本記事のように回別の実データを開示したうえで運用します
すでに動画があり、広告配信だけ依頼したい:広告のみの代理店を比較する方法をTikTok広告代理店4社の費用比較と選ぶポイントにまとめています
広告を使わずオーガニック投稿から始めたい:TikTok運用代行会社おすすめ比較20選で各社の得意領域を整理しています
当社のTikTok運用代行は、ライトプラン月額28万円〜(月4本)、スタンダードプラン月額48万円〜(月8本)、プレミアムプラン月額60万円〜(月12本)で、いずれも税別です。動画が効きはじめるまでに時間がかかるため、運用期間は最低6ヶ月をおすすめしています。今回のように広告もセットで進める場合は、プレミアムプランが基本の組み合わせです。広告費・撮影費などは別途かかります。詳細はTikTok運用代行サービスのページをご覧ください。
TikTok採用広告に関するよくある質問
ご相談をいただくなかで、本文では触れていない質問を4つ選びました。予算の刻み方、必要な動画の本数、反応が変わるまでの期間、そして広告を止めたあとの動画の扱いです。いずれも今回の全8回の実データをもとにお答えします。
Q. TikTok採用広告は、1ヶ月いくらから始められますか?
A. 今回の事例では1回50,000円・8日間の配信を月2回、月額100,000円で運用しました。最小単位としては1回50,000円から検証できます。ただし1回だけでは反応の良い動画を判断できないため、最低でも3回分(150,000円)は見ておくことをおすすめします。動画をお持ちでない場合は制作費が別途必要です。なお広告費とは別に運用費がかかるため、総額は依頼先によって変わります。見積もりを取る際は、広告費と運用費を分けて提示してもらうと比較しやすくなります。
Q. 採用広告用の動画は、何本くらい用意すればいいですか?
A. 今回は6本で4ヶ月・全8回を回しました。1回につき3〜4本を同時配信し、2〜3回ごとに組み合わせを入れ替える形です。6本あれば入れ替えのパターンが作れるため、まずは6本が目安になります。種類は「仕事内容」「社員インタビュー」「よくある質問」「会社紹介」「代表挨拶」「福利厚生・制度」の6方向に振り分けると、同じ会社の話でも見え方が変わり、飽きられにくくなります。最初から6本そろえる必要はなく、3〜4本で始めて配信しながら足していく進め方でも構いません。
Q. 配信を始めてから、反応が変わるまでどのくらいかかりますか?
A. 今回は第1〜3回のクリック率が2%前後、第4回が5.26%でした。反応が変わる時期は動画・配信条件によって異なり、2ヶ月で改善するという一般則ではありません。全経路の応募は5月に前年同月61件から180件へ増えましたが、TikTok広告だけの寄与は計測できていません。
Q. 広告を止めたあと、動画は無駄になってしまいますか?
A. なりません。制作した動画はアカウント上に残り、広告を止めたあとも視聴できます。今回の事例でも、採用サイトの職種ページやエントリーフォーム付近への埋め込み、求人媒体の本文への動画リンク掲載、面接案内のメールやSMSへの添付といった活用を続けています。とくに「よくある質問回答」の動画は、応募直前の不安に答える内容のため、採用サイトに置く第一候補になります。広告は動画を見てもらう人数を増やす手段であって、動画そのものは資産として残ります。
まとめ|広告の送客と全経路の採用結果を分けて評価する
株式会社暉技術さまの4ヶ月・全8回の実績を整理します。
広告費40万円で、掲載レポート上の総再生数1,016,031回、32,378クリック、クリック単価12.4円を記録しました。同期間の全経路の応募数は前年同期の約3.8倍となる886件です。サイトアクセスや視聴回答にも変化は見られますが、広告経由の応募数や広告単独の再現性が確認できたわけではありません。
同期間の全経路の面接は90件、採用は3名でした。8月の視聴ヒアリングでは173件が未回答でしたが、連絡不能とは区別が必要です。TikTok採用広告を検討する際は、広告経由の応募計測と、応募後の連絡・面接・採用の記録をあわせて設計することをおすすめします。
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本記事の数値は、株式会社暉技術さまのご協力のもと、2026年5月7日〜8月25日の実配信データおよび同社から共有いただいた応募・面接・採用データにもとづいています。
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