TikTokの遷移率のリアル|30万再生で何人がサイトに来て、何人買うのか【実数値で解説】
TikTok
2026年8月21日


担当メンバー
ノックデザイン編集部
ノックデザイン編集部
Web制作・運用の現場で得た知見をもとに、ホームページ制作に役立つ情報を日々発信しています。制作のプロが最新情報やノウハウをわかりやすく丁寧にお届けします。

監修者
安田 亮介
SNSコンサルタント
1992年、大阪生まれ。2018年からブログやSNSでの情報発信をスタートし、2年間で総フォロワー5万人以上を獲得。その後、企業のSNS運用・集客支援、採用プロジェクトを経験し、株式会社ノックデザインに入社。
SNS事業責任者として、TikTokやYouTube、InstagramなどのSNSマーケティングを指揮。4年間で累計100アカウント以上の運用に携わり、これまでに制作した動画は10,000本以上。元ライターとしての経験を活かし、コピーライティングやコンテンツ企画を強みに、成果につながるSNS運用を追求しています。
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TikTokの遷移率は、当社の運用実績ベースでプロフィールアクセス率が再生数の1〜1.5%、リンクのタップ率がそのさらに1〜1.5%です。つまり30万回再生されると、プロフィールに約4,500人が来て、リンクを踏むのは約67人。そこから毎月30〜50人が購入する、というのが実測の数字です。
こんな方に向けて書きました。
「バズれば売れる」と言われるが、実際に何人買ってくれるのかが知りたい
再生数は伸びてきたのに、売上やお問い合わせにつながっている実感がない
上司や取引先に「TikTokをやる意味」を数字で説明する必要がある
この記事でわかることは次のとおりです。
再生数から購入までの4段階で、それぞれ何%が残るのか(実測値)
目標売上から必要な再生数を逆算する計算式
遷移率を上げるために設計すべき3つのポイント
世の中には「バズればかんたんにモノが売れる」というイメージがありますが、現場で毎月数字を見ている立場から言うと、現実はもう少し地味です。この記事では、100社以上のSNS運用を支援してきた当社の実測値をもとに、現実的な数字を紹介します。
「TikTokをやる意味」を社内で説明する必要がある方は、この記事の実測値をそのまま根拠に使っていただけます。自社の目標から逆算した試算が必要な場合は、無料相談でご一緒します。
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- TikTokの遷移率とは?再生から購入までの4段階ファネル
- 【実測値】30万再生で何が起きるか|アパレルブランドのファネル分解
- フォロワーは何人増えるのか|転換率は0.1〜1%
- 目標売上から必要な再生数を逆算する方法
- そもそも月何回再生が現実的なのか
- 遷移率を上げる3つの設計ポイント
- プロフィールを「動画の続き」として設計する
- リンク先を1つに絞る
- 動画内で「リンクの先に何があるか」を言う
- 【結論】TikTokで売上をつくりたいなら、どこから始めるべきか
- TikTokの遷移率に関するよくある質問
- Q. プロフィールアクセス率1〜1.5%は、どの業種でも同じですか?
- Q. バズった動画が出れば、もっと一気に売れませんか?
- Q. 成果が出るまでどのくらいの期間を見ればいいですか?
- まとめ
TikTokの遷移率とは?再生から購入までの4段階ファネル
TikTokで売上をつくる流れは、次の4段階に分解できます。
再生:動画が視聴される
プロフィールアクセス:気になった人がアカウントのプロフィールを開く
リンクタップ:プロフィールに設置したリンク(公式LINE・ECサイトなど)を踏む
購入・問い合わせ:リンク先で行動する
重要なのは、各段階で人数が2桁ずつ減っていくことです。再生数がどれだけ大きくても、この減り方を知らずに売上を予測すると、大きく外します。
各段階の数値はTikTokのインサイトで確認できます。見方はTikTokのアナリティクスの見方で解説しています。
【実測値】30万再生で何が起きるか|アパレルブランドのファネル分解

当社が支援しているアパレルブランドに、毎月20〜30万回の再生を出し続けているアカウントがあります。運用歴は3年以上。このアカウントの実測値を分解すると、次のようになります。
30万回再生された月の実際の数字
段階 | 割合 | 人数 |
|---|---|---|
再生数 | ─ | 300,000回 |
プロフィールアクセス | 再生数の約1.5% | 約4,500回 |
リンクタップ | プロフィールアクセスの約1.5% | 約67回 |
購入 | ─ | 30〜50人 |
30万回再生されて、リンクが踏まれるのは月に約67回です。初めてこの数字を見る方は「少ない」と感じるかもしれません。
ただし、このアカウントが強いのはここからです。リンク先は公式LINEで、「動画で欲しい商品があったらLINEから注文してください」という運用スタイルを取っています。つまり、わざわざリンクを踏む人はほぼ購入する気のある人です。結果として、毎月30〜50人が実際に購入しています。
このブランドの平均顧客単価は4〜5万円。計算すると、TikTok経由の売上は月120万〜250万円になります。
さらに、公式LINEには見込み客が毎月蓄積されていきます(2026年8月現在約600人)。リピート購入が毎月発生し、新商品の告知を配信すればすぐに売れる状態ができあがっています。単月の遷移率だけでなく、リストが積み上がっていくことがこの設計の本当の価値です。
フォロワーは何人増えるのか|転換率は0.1〜1%
売上の前に、フォロワーの現実にも触れておきます。
30万回再生された場合、当社のクライアント実績ベースで、フォロワーに転換するのは再生数の0.1〜1%、つまり300〜3,000人です。
幅が大きいのは、企画・ジャンル・業種・演者など複数の要素で変動するためです。ちなみに1%に達したケースは、演者の魅力が突出していた事例でした。一般的な企業アカウントは下限側(0.1%前後)で見積もっておくのが安全です。
なお、前回の記事でも書いたとおり、フォロワー数と売上は直結しません。フォロワー数を追うより、この記事のファネルを1段ずつ改善するほうが成果につながります。フォーマット選びから見直したい方はショート動画のフォーマット6選をご覧ください。
目標売上から必要な再生数を逆算する方法
ここまでの実測値を使うと、「いくら売りたいなら、何回再生が必要か」を逆算できます。
実測値ベースの目安はこうです。
1人に購入してもらうために必要な再生数 = 約6,000〜10,000回
(30万再生で30〜50人購入 → 300,000 ÷ 50 = 6,000、300,000 ÷ 30 = 10,000)
これを使って、単価別に月30万再生で狙える売上を試算すると次のようになります。
顧客単価 | 月30万再生での売上目安 | 評価 |
|---|---|---|
3,000円 | 9万〜15万円 | 制作コストに見合わない可能性が高い |
1万円 | 30万〜50万円 | リピート設計があれば成立 |
5万円 | 150万〜250万円 | 十分に事業として成立 |
この表から見えてくる結論は2つあります。
ひとつは、低単価の商品を単発で売る設計だと、TikTokの遷移率では利益が出にくいということです。単価3,000円の商品なら、売上ではなく来店のきっかけづくりや、LINE登録によるリピート化を目的に置くべきです。
もうひとつは、高単価商材ほどTikTokと相性が良いということです。1人あたり6,000〜10,000再生というコストは、単価が上がるほど回収しやすくなります。
逆に、目標から必要再生数を出す場合は次の式になります。
必要再生数 = 目標購入者数 × 6,000〜10,000回
月に100人に買ってほしいなら、月60万〜100万回の再生が必要という計算です。この数字を見て「現実的ではない」と感じたら、単価かリピート設計のほうを見直すのが正しい判断です。
そもそも月何回再生が現実的なのか
逆算の前提として、再生数そのものの現実的なラインにも触れておきます。
ゼロから始めた企業アカウントが月10本投稿した場合、現実的に狙えるのは月間20〜30万回程度というのが当社の感覚です。
過度にエンタメへ振り切ったり、突出した演者がいたり、尖った企画を作れればこれ以上も狙えます。ただし企業アカウントには「再現し続けられるか」「企業として出せる内容か」「バズったとしてモノが売れる視聴者層か」という制約があるため、無理のないラインはこのあたりに落ち着きます。
平均的な再生数の相場はTikTokの平均再生回数、再生回数の仕組みはTikTokの再生回数の仕組みでも解説しています。
遷移率を上げる3つの設計ポイント
同じ30万再生でも、設計次第でリンクタップ数は変わります。当社が運用で必ず整えるのは次の3点です。
プロフィールを「動画の続き」として設計する
視聴者がプロフィールに来るのは、動画で興味を持った直後です。そこに事業内容の羅列だけが並んでいると、そのまま離脱します。「動画で紹介した商品はここから」と、動画からの流れを受け止める文言にすることで、リンクタップ率が変わります。
リンク先を1つに絞る
ECサイト・予約ページ・LINE・Instagramと複数のリンクを並べると、選ばせる負荷が生まれて全体のタップ率が下がります。目的をひとつに決めて、リンクもひとつに絞るのが原則です。紹介したアパレルの事例が公式LINE一本に絞っているのは、購入導線とリスト蓄積を同時に成立させるためです。
動画内で「リンクの先に何があるか」を言う
視聴者はプロフィールにリンクがあることに気づいていません。動画内やキャプションで「詳細はプロフィールのリンクから」と伝えるだけで、行動する人は増えます。ただし毎回の宣伝はエンタメ性を損なうため、訴求を入れる動画と入れない動画のバランスが必要です。
【結論】TikTokで売上をつくりたいなら、どこから始めるべきか
まず押さえるべきは、「30万再生で30〜50人が購入」という現実的な水準を前提に、自社の単価と目標で逆算することです。そのうえで、進め方は状況によって分かれます。
すでに運用していて再生数がある場合は、新しい動画を作る前にプロフィールとリンク先の設計を見直してください。ファネルの下流を直すほうが、上流を伸ばすより早く結果が出ます。
これから始める場合・再生数自体が伸びていない場合は、企画とフォーマットの見直しが先です。月20〜30万再生のラインに乗せるところまでが最初の勝負になります。
社内にリソースがなく、設計から任せたい場合は、運用代行が選択肢になります。株式会社ノックデザインが運営するニチヨウビは、動画の企画・撮影・編集だけでなく、プロフィール設計・公式LINEへの導線までを含めて支援しています。この記事で紹介したアパレルの事例も、動画→ライブ配信→公式LINE→購入という導線を一緒に設計したものです。料金はライトプラン月額28万円〜(税別・月4本投稿)、スタンダードプラン月額48万円〜(税別・月8本投稿)で、原則6ヶ月からのご契約となります。
選定の際は、再生数の実績だけでなく「その先の遷移率や売上まで話せる会社かどうか」を確認することをおすすめします。
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TikTokの遷移率に関するよくある質問
Q. プロフィールアクセス率1〜1.5%は、どの業種でも同じですか?
業種と動画の内容でかなり変わります。演者やアカウントの世界観に興味が向く構成(Vlog系・属人性の強いアカウント)はプロフィールアクセス率が高くなりやすく、企画単体で完結するエンタメ系は再生数が伸びてもプロフィールには流れにくい傾向があります。1〜1.5%は「商品や店舗への導線を設計した企業アカウント」の実測値として参考にしてください。自社の数値がこれを大きく下回る場合は、動画とプロフィールの接続に改善余地があります。
Q. バズった動画が出れば、もっと一気に売れませんか?
単発のバズによる売上の跳ね上がりは、期待するほど大きくないことがほとんどです。バズで流入する視聴者は商品への関心が薄い層が中心のため、再生数が10倍になっても購入が10倍になることはまずありません。「TikTokでバズって行列ができて注文が殺到」という状況は、かなり稀なケースと考えてください。それよりも、20〜30万再生を毎月続けて公式LINEなどにリストを蓄積するほうが、売上は安定して伸びます。
Q. 成果が出るまでどのくらいの期間を見ればいいですか?
紹介したアパレルの事例は運用2年で、ファンとリピーターが積み上がった状態です。立ち上げ直後から同じ数字が出るわけではありません。目安として、最初の3ヶ月は再生数の土台づくり、半年で遷移率の傾向把握と導線の改善、1年でリピートを含めた売上の安定化、という時間軸で考えるのが現実的です。TikTokは投稿を続けるほどリストと固定ファンが資産として残るため、短期の売上だけで判断せず、蓄積を評価軸に入れることをおすすめします。
まとめ
TikTokの遷移率の現実を、実測値でまとめると次のとおりです。
プロフィールアクセス率は再生数の1〜1.5%、リンクタップはそのさらに1〜1.5%
30万再生で、リンクタップ約67回、購入は30〜50人
1人の購入に必要な再生数は約6,000〜10,000回
フォロワー転換は再生数の0.1〜1%
「バズれば売れる」は幻想ですが、数字を分解すれば、TikTokは逆算のできる堅実な販売チャネルです。大切なのは、再生数に一喜一憂することではなく、自社の単価でこのファネルが成立するかを最初に確認し、成立する設計に組み替えることです。
自社の数字でこの逆算をやってみたい方は、無料のアカウント診断をご利用ください。現状のインサイトを拝見して、どの段階に改善余地があるかをお伝えします。興味がある方はぜひサイトから詳細をご確認ください。
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