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AIで切り抜きショート動画を作る方法|30分で10本を量産する運用フローを公開 

AIで切り抜きショート動画を作る方法|30分で10本を量産する運用フローを公開 

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2026年8月21日

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担当メンバー

ノックデザイン編集部

ノックデザイン編集部

Web制作・運用の現場で得た知見をもとに、ホームページ制作に役立つ情報を日々発信しています。制作のプロが最新情報やノウハウをわかりやすく丁寧にお届けします。

監修者

安田 亮介

SNSコンサルタント

1992年、大阪生まれ。2018年からブログやSNSでの情報発信をスタートし、2年間で総フォロワー5万人以上を獲得。その後、企業のSNS運用・集客支援、採用プロジェクトを経験し、株式会社ノックデザインに入社。
SNS事業責任者として、TikTokやYouTube、InstagramなどのSNSマーケティングを指揮。4年間で累計100アカウント以上の運用に携わり、これまでに制作した動画は10,000本以上。元ライターとしての経験を活かし、コピーライティングやコンテンツ企画を強みに、成果につながるSNS運用を追求しています。

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AIで切り抜きショート動画を作る方法は、文字起こし・切り抜き箇所の選定・テロップ文言・書き出しまでをAIに任せ、人は「どの候補を採用するか」の判断だけに絞るのが最短です。当社ではこの体制で、人の作業時間およそ30分で10本の切り抜きを制作しています。

こんな方に向けて書きました。

  • YouTubeの長尺動画があるのに、ショート動画に展開できていない

  • 切り抜き制作を外注していて、コストを下げたいと考えている

  • AIで動画編集がどこまで自動化できるのか、実例を知りたい

この記事でわかることは次のとおりです。

  • 当社が実際に使っているツール構成と、5ステップの制作フロー

  • 人手との作業時間の比較(10本あたり1〜2時間 → 約30分)

  • AIに任せられる工程と、人がやらないと品質が落ちる工程の線引き

「AIで動画編集が楽になる」という話は世の中にあふれていますが、具体的なフローと数字まで公開している例はあまり見かけません。この記事では、当社が自社チャンネルで実際に回しているフローを、ツール名も含めてそのまま公開します。

ニチヨウビでは、こうした制作フローの設計から運用まで含めてSNSを支援しています。「自社で回せる仕組みを作りたい」という段階からのご相談も可能です。
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AI切り抜きで何がどこまで自動化できるのか

切り抜きショート動画の制作は、次の5つの工程に分解できます。

工程

従来(人手)

AI活用後

文字起こし

全編を視聴してメモ

自動(裏で処理)

切り抜き箇所の選定

全編を見ながら探す

AIが候補10本を提示、人は選ぶだけ

テロップ文言の作成

1本ずつ考える

AIが案を生成、人は微修正

編集・書き出し

編集ソフトで手作業

自動

投稿用ファイルの整理

手作業

自動(フォルダ格納まで)

ポイントは、「作る」工程はほぼすべて自動化できるが、「選ぶ・決める」工程は人に残るということです。逆に言えば、人の仕事は判断だけになるので、1本の長尺から10本の切り抜きを作っても、人が手を動かす時間は30分程度で済みます。

当社の実例では、人手で10本の切り抜きを作ると1〜2時間かかっていた作業が、この体制でおよそ30分になりました。人手ではこの時短はまず不可能です。

実際の制作フロー5ステップ|当社の運用をそのまま公開

当社はAIエージェント(Claude Code)を軸に、文字起こしAI(faster-whisper)と動画処理ツール(ffmpeg)を組み合わせています。難しそうに聞こえるかもしれませんが、人がやることは「参考デザインのスクショと動画リンクを渡して、日本語で指示するだけ」です。

STEP1|参考デザインと元動画を渡す

最初にやったことは2つだけです。

  • プロンプトを送る

  • 目指したいデザインの参考スクリーンショットを送る

  • 切り抜きたいYouTube動画のリンクを送る

そのうえで「この動画の中から注目されそうな部分を切り抜いて。上下に入れる文字は、視聴者の指が止まる魅力的な文言にして」と指示しました。デザインの細かい調整(文字の配置・色・帯の処理など)に初回だけ1時間ほどかかりましたが、この調整は最初の1回だけで、以降はテンプレートとして使い回せます

ちなみに、プロンプトもやりたいことをAIに指示すれば作ってもらえます。以下は私が使用したものです。

# 役割
あなたはYouTube長尺→縦型ショート切り抜きの制作アシスタント。
著作権は本人/クライアントが権利を持つ動画のみ扱う。
# パイプライン
1. yt-dlp で長尺をwork/にDL(最高画質、音声込み)
2. faster-whisper で文字起こし(word-levelタイムスタンプ必須、言語=ja)
3. カット表を提案(§フォーマット)。ここで一旦停止し、人の採否を待つ
4. 採用クリップを ffmpeg+ASS でレンダリング(縦型9:16・帯・字幕焼き込み)
5. ドライブの対象フォルダ配下に「YYYYMMDD_長尺タイトル要約/」を新規作成し格納
6. 品質チェックリストを通し、結果を報告
# デザイン仕様(毎回固定=シリーズ感)
- 9:16 / 1080x1920
- 上下に帯:上=黒90%、下=黒90%(映像に文字を直接被せない)
- 上部:2行タイトル(1行目=白の前置き / 2行目=パンチを黄#FFE100 or 赤#FF3B30)+直下にコンテキストバー(回・話者)
- 下部:番組名ロゴ的テキスト+パンチライン+回数+話者名
- 字幕:word-level、白+黒フチ2px+影、キーワードのみ色変え(1画面1〜2語まで)、顔に被せない
- フォント:太ゴシック(fonts/内)
# カット表フォーマット(必ずこの形で出す)
| No | 開始 | 終了 | 尺 | フック(冒頭1〜2秒) | 上部タイトル案(2行) | 推し色 | 投稿タイトル案 | ハッシュタグ |
推奨:候補は10本出し、伸びそうな順に並べる。
# 品質チェック(最後に必ず)
字幕ズレ / 誤字 / 顔切れ / 音割れ / 尺(20〜60秒) / 冒頭フックの有無 / 帯の可読性

STEP2|AIが動画を文字起こしする

AIが動画を取得し、音声を文字起こしします。ここは完全に自動で、人は待つだけです。長尺10〜15分の動画で、処理は裏で勝手に進みます。

この文字起こしデータが、次のステップの「どこを切り抜くか」の判断材料になります。

STEP3|AIが切り抜き候補とキャッチコピーを提示する

ここがAI活用の核心です。AIは文字起こし全文を読んだうえで、「切り抜き候補10本」を、開始・終了タイムスタンプとキャッチコピー案付きで提示してきます。

コピーには型を持たせています。当社で使っているのは次の3つです。

  • 数字ショック型:「TikTokを自分で運用すると月60〜80時間!?」

  • 問いかけ型:「運用は誰に届けるか設計できていますか?」

  • 警告・暴露型:「価格だけで選ぶと危険です」

さらに、画面上部のフックと下部のオチで内容を絶対に被らせないというルールも指示してあります。上で数字の衝撃を出したら、下は「本業との両立はほぼ不可能という現実」のように別の角度から締める。この設計だけで、切り抜きの視聴維持は目に見えて変わります。

STEP4|人が採否を判断する(ここだけは人の仕事)

AIが出した10候補を見て、採用するものを選びます。当社の場合、10候補のうち採用するのは5〜7本です。

落とす理由はだいたい決まっています。「冒頭の1〜2秒が弱い(美味しい部分が8秒目にある)」「文脈を知らないと伝わらない」「他の候補と内容が近い」。このあたりの判断は、まだAIより人のほうが正確です。

STEP5|AIがレンダリングして納品フォルダへ格納する

採用を伝えると、AIが動画を書き出し、Googleドライブの納品フォルダにファイル名まで整えて格納します。ファイル名には投稿キャプション(13字前後)を入れる運用にしていて、これもAIが生成します。

以上でおしまいです。人が手を動かしたのは、最初の指示・採否の判断・最終確認だけ。実働30分ほどで10本の切り抜きが手元に揃います。

実際にこのフローで作った動画と成果

このフローで制作した切り抜きは、ノックデザインのSNSチャンネルで実際に公開しています。見た目がAI製っぽくないことを確認してみてください。

成果の実感値も正直に書きます。

  • 毎日投稿を継続(AI量産のおかげで在庫が尽きない)

  • 再生数は1本あたり数百〜数千回、月間で数万回

「数百〜数千回」を少ないと感じる方もいるかもしれません。ただ、これはほんの少しの労力で得られている再生数です。しかも切り抜きはYouTubeショートだけでなく、TikTok・Instagramリール・Xにもそのまま流せます。1本の長尺を4プラットフォーム×10本に展開できると考えれば、費用対効果は十分すぎるというのが当社の結論です。

各プラットフォームでどう成果につなげるかは、TikTokの遷移率のリアルで解説した逆算の考え方がそのまま使えます。また、切り抜き風フォーマットがなぜ伸びやすいのかはショート動画のフォーマット6選の⑤で分析しています。

AIに任せてよい工程・人がやるべき工程

実際に量産してみて分かった線引きを共有します。

AIが得意なこと|過去の型に沿った量産

  • 文字起こしと、そこからの候補抽出

  • 確立された型(数字ショック・問いかけ・警告)に沿ったコピー生成

  • テンプレート化されたデザインでの書き出し

  • キャプション・ファイル名などの定型テキスト

共通点は、「過去のうまくいった事例から良いものを引っ張ってくる」仕事だということです。AIはこれが非常に得意です。

人がやるべきこと|新しさと「自社らしさ」の判断

  • 候補の採否(冒頭の強さ・文脈の伝わりやすさの判断)

  • コピーの最終調整。文言の斬新さは、まだ人間のほうが上です

  • デザインの初期設計(何を目指すかの決定)

  • 自社のトーンに合っているかの判断

AIは既存の型をなぞるのは得意ですが、新しいものを生み出すことと、自社に合うクリエイティブを見極めることは苦手です。ここを丸ごとAIに任せると、「どこかで見たことのある、誰のものでもない動画」が量産されます。当社が採否とコピー調整を人に残しているのはこのためです。

ここからさらに自動化できる領域

現状のフローでも十分に実用的ですが、同じ仕組みの延長で自動化できる領域はまだあります。

  • 長尺動画そのものの編集:カット・テロップ入れを同じ要領で処理する

  • 編集から切り抜きまでのシームレス化:長尺の納品と同時に切り抜きが揃う体制

  • 投稿の完全自動化:キャプション・タイトル・ハッシュタグの生成から予約投稿まで

  • 企画案・サムネイルの生成:過去の伸びた企画を学習させた提案

つまり、「素材を渡したら、投稿できる状態まで全部揃う」ところまでは技術的に到達可能です。当社でも段階的に拡張しています。

AI切り抜きを始める前の注意点

ひとつだけ、必ず押さえてほしい前提があります。

切り抜いてよいのは、自社の動画か、権利者の許諾を得た動画だけです。他人のYouTube動画を無断で切り抜いて投稿すると、著作権侵害になります。世の中の「切り抜きチャンネル」は、配信者が公認プログラムとして許諾しているケースがほとんどです。企業がAI切り抜きを導入する場合は、自社の長尺資産(セミナー・対談・解説動画)の展開から始めてください。

【結論】AI切り抜きはどう始めるのがいいか

状況別に、現実的な始め方を整理します。

すでに長尺動画の資産がある企業は、今回のフローを社内で試す価値が十分にあります。必要なのは編集ソフトの腕ではなく、AIへの指示と判断だけです。まずは1本の長尺から5本の切り抜きを作ってみてください。

編集ソフトでの制作を検討している場合は、YouTube動画編集ソフトの比較動画編集の外注ガイドを先に読むと、AI方式との違いが判断しやすくなります。

長尺の企画・撮影から切り抜き展開までまとめて任せたい場合は、運用代行が選択肢になります。株式会社ノックデザインが運営するニチヨウビは、この記事のフローを実際に自社で回している会社として、YouTube運用代行からショート展開までを一貫して支援しています。100社以上のSNS運用支援と累計10,000本以上の制作実績をもとに、「作って終わり」ではなく成果につながる展開まで設計します。

AI切り抜きに関するよくある質問

Q. 動画編集の経験がなくても本当にできますか?

できます。このフローで人がやるのは「参考デザインを渡す」「日本語で指示する」「候補から選ぶ」の3つだけで、編集ソフトは一切触りません。ただし、初回のデザイン調整だけはAIとのやり取りが数往復発生します(当社は1時間ほどかかりました)。ここを乗り越えてテンプレートが固まれば、2回目以降は選ぶだけの作業になります。最初の1回だけ、時間に余裕のあるときに取り組むことをおすすめします。

Q. AI切り抜きの品質は、編集者が作るものと比べてどうですか?

テンプレートに沿った定型部分(カット・テロップ配置・書き出し)は遜色ありません。差が出るのはキャッチコピーの斬新さと、冒頭のイン点の詰めです。ここはまだ人間のほうが上手なので、当社ではAIの出した案を人が微修正する体制にしています。「AIだけで完結させる」のではなく「AIが8割作って人が2割詰める」と考えると、品質と速度のバランスが最も良くなります。

Q. 切り抜きを量産すれば、それだけでチャンネルは伸びますか?

切り抜きの再生数は元動画の質に依存するため、量産だけで大きく伸びるわけではありません。当社の実測でも1本あたり数百〜数千回が中心です。ただし、この数字を「ほぼ労力ゼロで、複数プラットフォームに毎日露出できる」と捉えるかどうかで評価は変わります。切り抜きは爆発力を狙う施策ではなく、長尺資産の露出を最大化する施策です。バズを狙う動画づくりとは目的を分けて運用してください。

まとめ

AIで切り抜きショート動画を作るフローを、当社の実例でまとめると次のとおりです。

  • ツールはAIエージェント+文字起こしAI+動画処理ツールの組み合わせ

  • 人がやるのは指示・採否の判断・最終確認だけで、実働は10本あたり約30分

  • コピーは3つの型(数字ショック・問いかけ・警告)で、上下の文言は被らせない

  • AIは型の量産が得意、斬新さと自社らしさの判断は人に残す

  • 1本の長尺は、4プラットフォーム×10本の露出に化ける

長尺動画という資産を眠らせている企業ほど、効果の大きい仕組みです。「自社の場合はどこから手をつければいいか」を相談したい方は、無料相談をご利用ください。
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