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採用・集客に効くYouTubeの作り方|目的別フォーマットを4社の事例で解説

採用・集客に効くYouTubeの作り方|目的別フォーマットを4社の事例で解説

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2026年6月27日

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担当メンバー

ノックデザイン編集部

ノックデザイン編集部

Web制作・運用の現場で得た知見をもとに、ホームページ制作に役立つ情報を日々発信しています。制作のプロが最新情報やノウハウをわかりやすく丁寧にお届けします。

監修者

安田 亮介

SNSコンサルタント

1992年、大阪生まれ。2018年からブログやSNSでの情報発信をスタートし、2年間で総フォロワー5万人以上を獲得。その後、企業のSNS運用・集客支援、採用プロジェクトを経験し、株式会社ノックデザインに入社。
SNS事業責任者として、TikTokやYouTube、InstagramなどのSNSマーケティングを指揮。4年間で累計100アカウント以上の運用に携わり、これまでに制作した動画は10,000本以上。元ライターとしての経験を活かし、コピーライティングやコンテンツ企画を強みに、成果につながるSNS運用を追求しています。

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「会社のYouTubeを始めたいけれど、何を撮ればいいか分からない」。よくいただくご相談です。

YouTubeで成果が出るかどうかは、撮影や編集のうまさよりも、「目的に合った企画の型を選べているか」で決まります。採用したいのに集客向けの動画を作っていたり、信頼を得たいのに説明だけの動画になっていたり。型を選びまちがえると、どれだけ丁寧に作っても狙った成果にはつながりません。

TikTokやInstagramのショート動画が「知ってもらう」のが得意なのに対して、YouTubeの強みは「じっくり理解してもらう」ことにあります。10分、15分という長さを最後まで見てもらえれば、人柄も、職場の雰囲気も、ノウハウも、深く伝えられます。

この記事では、業種も目的も違う4社の動画を題材に、社員座談会・オフィスツアー・1日密着・ハウツー解説という4つの型を紹介します。大事にしたいのは、再生数そのものより「なぜ、その目的にその型を選んだのか」という考え方です。そこが分かれば、自社の場合にどの型を選べばいいかが見えてきます。

この記事で分かること

  • 4本それぞれの狙いと、その型を選んだ理由

  • 採用・信頼・集客で効く、動画の型

  • 長尺だからこそできる「不安解消・深い理解」の作り方

  • 目的から考えて型を選ぶ手順

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目的別に見る、YouTube企画の4事例

ここからは、4本の動画を順番にご紹介します。各社とも「狙い→選んだ型→なぜその型なのか→手応え」の順にまとめました。業種が違っても、型の選び方には共通の考え方があります。「なぜこの目的に、この型なのか」に注目して読んでみてください。

① 有限会社美創プランニング(ビル清掃/採用):社員座談会型

美創プランニングさんの狙いは、清掃スタッフの採用と、入社後の食い違いを防ぐことです。

選んだのは「社員座談会型」。なぜこの型かというと、社長が一人で語る会社紹介より、社員自身の本音のほうが求職者に届くと考えたからです。年齢も経歴も違う社員4名に集まってもらい、台本を読ませず、会話のなかで「入る前の不安→決め手→働いてみてのギャップ」を正直に話してもらいました。

社長が「うちはいい会社です」と言っても、求職者は身構えます。一方、自分と年齢や立場が近い社員が「最初は不安だったけど、入ってみたらこうだった」と話せば、すっと信じられます。「自分と似た人が、ここで働いて満足している」。その実感が、「自分もここで働けそう」という気持ちを生みます。

座談会にもう一つの効果があります。台本を読ませず会話で進めることで、社員それぞれの人柄や、職場の雰囲気そのものが画面に出ることです。求職者が本当に知りたいのは、待遇の説明よりも「どんな人たちと働くのか」「自分がなじめそうか」です。複数人が自然に話す様子からは、社内の空気が伝わります。これは一人語りの会社紹介では出せない部分です。

さらに、入る前の不安や入社後のギャップを正直に見せることで、入社後の食い違いも防げます。良いことだけを並べた動画は、応募を集めても早期離職につながりがちだからです。あえて「大変なところ」も見せておくと、それを分かったうえで応募してくれるので、入社後に「思っていたのと違う」となりにくくなります。実際、こうした発信を通じて応募が集まり、正社員・アルバイトの採用にもつながっています。

有限会社美創プランニングのYouTube動画を見る

② HapInS株式会社(集客/採用):オフィスツアー型

HapInSさんの狙いは、エンジニア採用と、受託の発注を考える会社からの信頼づくり。この2つを同時に進めることです。

選んだのは「オフィスツアー型」。なぜこの型かというと、「成長している会社」だと言葉で伝えるより、環境を見せたほうが説得力があるからです。固定画角のトーク動画が続くなかで、あえて代表が新オフィスを案内するロケ形式にしました。「2倍の広さになった」という成長を、実際に広いオフィスを歩いて見せることで証明します。働く場所のリアルを映すことで、求職者には共感を、発注を考える会社には信頼を、同時に生み出す狙いです。

動画タイトルは「【新オフィス公開】2倍の広さに!HapInSのオフィスツアー」。手応えとして、この回はインプレッション9,512回・視聴295回と、その月の動画のなかでいちばん見られました。トーク動画が続くなかでのロケ企画は新鮮に映り、ロケ型の手応えがはっきり出た事例です。

ポイントは、同じチャンネルのなかで「いつもと違う見え方」を作ったことです。トーク動画ばかりが並ぶと、視聴者は見慣れて反応がにぶります。そこにロケ企画を1本入れると、サムネイルの時点で目を引き、クリックされやすくなります。会社の成長という良い知らせを、ちょうど見え方を変えたいタイミングでロケにのせた。この組み合わせが、その月いちばんの結果につながりました。

HapInS株式会社のYouTube動画を見る

③ 株式会社ライズコーポレーション(訪問営業/採用):1日密着型

ライズコーポレーションさんの狙いは、20〜30代・未経験の営業採用。TikTokショートや求人で興味を持った人の「受け皿」になる動画を求めていました。

選んだのは「1日密着型」。なぜこの型かというと、不安を持たれやすい訪問営業という仕事は、説明で打ち消すより、実際の1日を見てもらうほうが効くからです。若手社員の出社から訪問、帰社までを追体験させる形にしました。車のなかのトークでは「営業前は緊張する?」といった、見ている人が抱きそうな不安に寄り添います。会社説明をするのではなく、「1日を追う」ことで「働くイメージ」を具体的にして、応募を後押しします。

この1日密着動画はYouTubeで5,000再生を超え、公開後も長く伸び続ける動画になりました。一過性で消えるショートと違い、応募を考える人が「働くイメージ」を確かめにくる受け皿として、じっくり機能し続けています。

訪問営業は、応募をためらわれやすい仕事です。「断られ続けてつらそう」「ノルマがきつそう」というイメージが先に立ちます。だからこそ、言葉で「そんなことないですよ」と言うより、実際の1日を見せて判断してもらうほうが誠実で、効果もあります。見たうえで「これならできそう」と思った人が応募してくれるので、入社後のミスマッチも減ります。短い動画で関心を持ってもらい、長い動画でしっかり理解してもらう。この二段構えが、未経験採用ではよく効きます。TikTokを使った採用の事例は、TikTokを使った採用の成功事例集でも紹介しています。

株式会社ライズコーポレーションのYouTube動画を見る

④ 株式会社ノックデザイン(SNS運用代行/集客・リード獲得):ハウツー解説型

最後は、私たちノックデザイン自身の事例です。ノックデザインはSNS運用代行を手がける会社で、この動画の狙いは採用ではなく、集客・リード獲得です。

選んだのは「ハウツー解説型」。ポイントは、再生数そのものを狙わなかったことです。GoogleやYouTubeで「TikTok 運用代行 費用」「SNS 運用 やり方」のように、課題を抱えて検索している人に見つけてもらう動画を作りました。「TikTok運用代行の費用相場【企業向け解説】」をはじめ、費用相場・依頼の流れ・ノウハウを、約15分の横動画でしっかり解説しています。バズって広く見られることより、「いま悩んでいる人」に深く届くことを優先した設計です。

だから再生数は、決して多くありません。けれど、検索からたどり着く視聴者は悩みが深く、見込み客としての質が高いのが特徴です。だからこそ、リード獲得や、問い合わせ前の顧客教育(「こういう会社なら任せられる」と理解してもらうこと)に向いています。「ノウハウを公開したら、自分で運用されて依頼が来ないのでは」と心配されることもありますが、実際は逆です。惜しみなく教えるからこそ「ここまで詳しいなら任せたい」と思ってもらえます。

さらに、この動画は1本で終わらせていません。ブログ記事に埋め込んでブログのSEO向上に活かしたり、メルマガで配信して見込み客のナーチャリング(関係を育てて検討を後押しすること)に使ったりと、複数の場所で再利用しています。前の3本が「見せる採用系」だったのに対し、この型は「教えて信頼を得る集客系」。同じ会社の動画でも、目的が違えば作るものは正反対になります。

株式会社ノックデザインのYouTube動画を見る

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4本に共通する、YouTube企画の考え方

業種も目的も違う4本ですが、型の選び方には共通点があります。ここからは、その考え方を4つに整理します。

①目的(採用・信頼・集客)から型を選ぶ

まず、採用・信頼・集客のどれを狙うのかを言葉にして、そこから型を決めます。

採用なら座談会や1日密着、信頼づくりなら社長やオフィスツアー、集客ならハウツー解説。目的ごとに合う型があります。本記事の4社も、すべてこの順で型を決めました。美創は「採用と食い違い防止」だから座談会、HapInSは「信頼づくり」だからオフィスツアー、というように、目的が先で、型は後です。順番が逆になって「とりあえず撮ってみる」と、目的と型がちぐはぐになります。ちなみに、TikTokでの企画の立て方は、業種別6社のTikTok企画設計事例でも紹介しています。

②長尺だからこそ「不安解消・深い理解」を作る

短いショートでは伝わらない人柄・職場の雰囲気・ノウハウを、10〜15分かけてじっくり届けられる。これがYouTubeの強みです。

美創の座談会のように、応募前の不安を一つずつ消していく作りができるのは、長尺ならではです。ショートが「つかみ」なら、YouTubeは「納得」を作る場所。15分の動画を最後まで見てくれた人は、それだけ深く関心を持ってくれた人です。再生数こそショートに及ばなくても、一人ひとりの理解の深さでは勝ります。

だから、長尺では「短くまとめること」より「ていねいに伝えること」を優先していいのです。短くしようと情報を削ると、いちばん知りたかった不安が解消されないまま終わってしまいます。応募や問い合わせの一歩手前にいる人に向けて、その人が抱える疑問を一つずつつぶしていく。そういう作りができるのが、YouTubeの強みです。

③「だれを出すか・どう見せるか」を決める

社員・社長・MCのだれを立てるか。トーク形式か、ロケ形式か。これで伝わり方が大きく変わります。

HapInSがトーク動画からロケに変えて伸びたように、「人選び」と「見せ方」は企画の大事な変数です。同じ会社でも、だれがどう映るかで印象はまったく違います。何を伝えたいかにあわせて、出演者と見せ方を選ぶことが、成果を左右します。たとえば、理念や方針を伝えたいなら社長、現場のリアルを伝えたいなら社員、というように、伝えたい内容によって立てる人を変える。トークで深く語るのか、ロケで現場を見せるのかも、内容に合わせて選びます。だれが出るかを決めることは、企画の半分を決めることだと言ってもいいくらいです。

④検索・他SNSと組み合わせて案内にする

YouTube単体で終わらせず、知ってもらう→理解してもらう→応募・問い合わせ、という流れのなかに組み込むと、効果が最大になります

ライズのようにTikTokで興味を持たせてYouTubeで深く理解させる、ノックデザインのように検索・ブログと連動させる。動画を1本作って終わりにせず、「どこから来た人が、この動画を見た後どこへ向かうのか」まで考えます。概要欄に応募フォームや問い合わせ先を置く、関連動画やブログへ案内するなど、動画の前後の流れまで含めて設計することが大切です。

ショートとYouTubeは、競い合うものではなく、役割が違うものです。ショートで広く知ってもらい、興味を持った人をYouTubeの長尺で深く理解させ、そこから応募や問い合わせにつなげる。この流れができていると、それぞれの動画が無駄になりません。逆に、ショートはショート、YouTubeはYouTubeとバラバラに作っていると、せっかく集めた関心が次につながらず、もったいない結果になります。

よくある質問

Q. 会社紹介動画は何を撮ればいいですか?

目的によって、合う型が変わります。採用なら社員の座談会や1日密着、信頼づくりなら社長やオフィスツアー、集客ならハウツー解説。本記事の4つの型が参考になります。まず「何のための動画か」を決めることが、撮る内容を決める第一歩です。よくある失敗は、目的を決めずに「とりあえず会社紹介を撮ろう」と始めてしまうことです。だれに何を伝えたいかが定まっていないと、無難だけど誰の心にも残らない動画になりがちです。

Q. 社長が出るべきですか、社員が出るべきですか?

伝えたい内容で変わります。理念や信頼を伝えたいなら社長、働くリアルや安心感を伝えたいなら社員が強いです。本記事でも、美創は社員座談会、HapInSは代表と、目的にあわせて使い分けています。何を伝えたいかから考えて決めましょう。

Q. 再生数が少なくても効果はありますか?

あります。採用やBtoBでは、「応募・検討中の人にしっかり見られる」ことのほうが、再生数の多さより大事です。たとえば再生100回でも、その100人が全員「応募を考えている求職者」なら、十分に価値があります。逆に、何万回再生されても、対象外の人ばかりなら成果にはつながりません。長尺は、深い理解と不安解消に効きます。採用や問い合わせの直前にいる人が、最後のひと押しとして見にくる。そういう使われ方をするので、派手な数字より「ちゃんと見られているか」を指標にするのがおすすめです。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

企画・撮影・編集・分析まで含む運用代行は、月額25万円〜です。動画の本数・尺・撮影回数によって変わりますので、詳しくは無料相談でお尋ねください。YouTubeは1本あたりの手間が大きいぶん、「目的に合った型を選び、無駄なく作る」ことが費用の面でも大事になります。動画の台本づくりの考え方は、動画の台本づくりに使えるTikTok台本マニュアルもあわせて参考になります。

まとめ:YouTubeは「目的に合った型選び」がすべて

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • YouTubeの成果は、撮影・編集より「目的に合った型選び」で決まる。

  • 採用・信頼・集客のどれを狙うかを言葉にして、そこから型を選ぶ。

  • 長尺だからこそ、不安解消・深い理解をじっくり作れる。

  • 「だれを出すか・どう見せるか」が企画の大事な変数になる。

  • 検索・他SNSと組み合わせ、知ってもらう→理解→応募・問い合わせの流れに組み込む。

業種も目的も違う4社が、それぞれの狙いにあわせて型を選び、採用・信頼・集客という成果につなげていました。YouTubeを始めるなら、まず「何のために、だれに、どう見せるか」を決めること。型選びこそが、すべての出発点です。

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