Studio CMSアップデートで何が変わった?新機能を使ってオウンドメディアを作ってみた
Web制作
Studio
2026年7月6日

Studioでは2026年4月のCMSアップデートにより、これまで以上に柔軟なコンテンツ制作・運用ができるようになりました。
今回追加されたのは、リッチテキストの複数設置やAND/ORフィルター、並び替え機能の強化、動画・PDFファイルへの対応など、実際のWebサイト運用で「こんな機能が欲しかった!」と感じるものばかりです。
そこで今回は、新機能を紹介するだけではなく、実際にオウンドメディアを想定したデモサイトを制作しながら、それぞれの機能を試してみました。
「Studioでオウンドメディアを作りたい」「CMSをもっと活用したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 今回追加されたCMSの新機能
- 実際にオウンドメディアを作って新機能を試してみた
- 今回制作したデモサイトの構成
- 新機能① 複数のリッチテキストで記事構成がもっと自由に
- 実際のデモサイトではこんな構成に
- 新機能が特に活躍しそうなサイトって?
- 新機能② AND / ORフィルターで関連記事や絞り込みがさらに便利に
- 関連記事などの出し分けに便利
- OR条件で関連記事を表示してみた
- AND条件ならより精度の高い関連記事に
- AND / ORフィルターはどんな場面で活用できる?
- 新機能③ 並び替え機能で「おすすめ記事」も簡単に
- 実際におすすめ記事を表示してみた
- 項目次第でより柔軟に記事の表示をカスタムできる
- 新機能④ 動画・PDFも記事内へ直接アップロードが可能に
- 実際にデモサイトに動画とPDFを掲載してみた
- オウンドメディア以外でも活用できる
- 実際にデモサイトを作って感じた3つのポイント
- 1. コンテンツ設計がしやすくなった
- 2. CMSだけで運用しやすいサイトを作れる
- 3. BtoBサイトとの相性が良い
- 今回のアップデートはこんなサイトを作る時におすすめ
- オウンドメディア
- 採用サイト
- 導入事例・実績紹介ページ
- セミナー・イベントサイト
- まとめ
- おまけ:今回制作したデモサイトの構成をご紹介
今回追加されたCMSの新機能
今回のアップデートでは、主に以下の4つの機能が追加されました。
リッチテキストプロパティを複数配置できるようになった
絞り込み条件でAND / ORフィルターに対応
CMSリストの表示順を用途に合わせて柔軟に指定できるようになった
記事内へ動画やPDFファイルをアップロードできるようになった
どれも派手な機能ではありませんが、実際にサイトを制作・運用している方ほど便利さを実感できるアップデートです。
特にオウンドメディアや採用サイト、導入事例ページなど、コンテンツ量の多いサイトでは運用の幅がさらに広がりそうですね!

リリース記事:4つの新しい機能が登場。StudioのCMSが大幅アップデート。
実際にオウンドメディアを作って新機能を試してみた
今回は、新機能をできるだけ実務に近い形で試すため、BtoB企業を想定したオウンドメディアを制作しました!
サイト構成はシンプルですが、今回追加された4つの新機能をすべて活用できるような設計にしています。
実際のデモサイトはこちらです!
https://cms-newfunction.studio.site/
今回制作したデモサイトの構成
TOP
│
├ 記事一覧
├ カテゴリー一覧
├ タグ一覧
├ 人気記事
└ 記事詳細記事詳細ページでは、今回のアップデート機能を中心に実装しました。
具体的な構成は以下のとおりです。
導入文
CTA
本文
ポイント
まとめ
動画
PDF資料
関連記事
おすすめ記事
以前のStudioでも似たようなページは作れましたが、今回のアップデートによって本文の途中でCTAを配置できたりと、CMSだけで管理できる範囲が広がったので、更新作業がかなり簡単で分かりやすくなった印象でした。
完成した記事詳細ページ:https://cms-newfunction.studio.site/posts/001

新機能① 複数のリッチテキストで記事構成がもっと自由に
今回のアップデートの中でも、私が個人的に一番便利だなと感じたのが、「リッチテキストを複数配置できるようになったこと」です。
これまでは、記事本文には1つのリッチテキストしか配置できなかったため、
本文の途中にCTAを設置したい
補足コンテンツを挟みたい
動画や資料を途中に表示したい
といったレイアウトを作る場合は、構成や実装を工夫する必要がありました。
アップデート後は、例えば以下のような構成で管理できます。
導入(RichText)
↓
CTA
↓
本文(RichText)
↓
補足コンテンツ
↓
まとめ(RichText)
このように本文を分割できるため、記事の途中へ自由にコンテンツを配置しやすくなりました。

さらに、各リッチテキストにはIDも設定できるため、任意の位置へページ内リンクを設置することも可能です。
実際のデモサイトではこんな構成に
今回制作したデモサイトでは、リッチテキストを3つに分けて設定しました。
プロパティ | 役割 |
|---|---|
導入 | 記事冒頭の概要 |
本文 | メインコンテンツ |
まとめ | 記事の締めくくり |
この間に固定コンテンツとしてCTAや補足ボックスを配置しています。
例えば、「Studio制作について相談してみませんか?」というCTAを本文の途中に設置したり、「この記事のポイント」のような補足カードを差し込んだりと、読みやすさを意識したレイアウトを簡単に作成できました。
オウンドメディアでは、読者の離脱を防ぐために適度な位置へCTAを配置したいケースも多くあります。
リッチテキストを分割できるようになったことで、デザインだけでなくコンテンツ設計の自由度もかなりアップしたなと感じました!

新機能が特に活躍しそうなサイトって?
実際に新機能を試してみて、特に相性が良さそうだなと感じたのは以下のようなサイトです。
オウンドメディア
採用サイトの社員インタビュー
導入事例ページ
ホワイトペーパー配布ページ
セミナー・イベントレポート
特にホワイトペーパーや採用コンテンツでは、「記事 → CTA → 資料ダウンロード」という導線を作ることが多いため、今回のアップデートで追加された機能がかなり活用できるかと思います。
また、記事を更新する担当者がデザインを意識しなくても、あらかじめ用意したレイアウトに沿ってコンテンツを入力するだけで記事を作成でき、制作時だけでなく、公開後の運用面でもメリットの大きいアップデートと言えそうです!
新機能② AND / ORフィルターで関連記事や絞り込みがさらに便利に
続いて試してみたのが、AND / ORフィルターです。
これまでもStudioではカテゴリーやタグを使った記事の表示は可能でしたが、「複数の条件を組み合わせて表示する」といった設定には工夫が必要な場面もありました。
今回のアップデートではAND条件・OR条件を設定できるようになったことで、より柔軟にコンテンツの出し分けができるようになっています。
関連記事などの出し分けに便利
検証用に制作したオウンドメディアでは、記事ごとにカテゴリーとタグを設定しています。
カテゴリー | Studio・Web制作・デザイン・マーケティング |
|---|---|
タグ | 初心者・CMS・SEO・LP・アニメーション |
OR条件で関連記事を表示してみた
まず試したのはOR条件です。
右パネルのフィルターで、カテゴリーやタグを選択した状態で「いずれかに一致」を選択すると、OR条件が適用されます。
今回は以下の条件で設定しました。
タグ:「初心者」 OR 「CMS」この場合、
「初心者」のタグが付いた記事
「CMS」のタグが付いた記事
のどちらかに該当する記事が一覧で表示されます。表示される記事数が増えるため、関連記事を充実させたい場合に便利です。
オウンドメディアでは、読者に関連する記事を続けて読んでもらうことが重要です。
OR条件を活用すれば、自然な回遊導線を作りやすくなります。

AND条件ならより精度の高い関連記事に
続いてAND条件も試してみました。
右パネルのフィルターで、カテゴリーやタグを選択した状態で「すべてに一致」を選択すると、AND条件が適用されます。
タグ:「初心者」 AND 「CMS」この設定では、「初心者」と「CMS」の両方のタグが付いた記事だけが表示されます。
表示される記事数は少なくなりますが、その分テーマの近い記事だけを紹介できるため、関連記事としての精度が高くなります。
記事数が増えてきたオウンドメディアでは、この違いはかなり大きく、読者が興味のあるテーマの記事だけを表示しやすくなるため、回遊率アップにもつながりそうです。

AND / ORフィルターはどんな場面で活用できる?
今回触ってみて、AND/ORフィルターが特に便利そうだなと感じたのは以下のようなケースです。
関連記事の表示
カテゴリー+タグ検索
制作実績の絞り込み
採用情報の職種検索
イベント一覧の条件表示
例えば制作会社のサイトであれば、
・「Web制作」かつ「Studio」
・「ECサイト」または「Shopify」
といった条件で実績を絞り込めるため、目的の情報を見つけやすいサイトを構築できます。
新機能③ 並び替え機能で「おすすめ記事」も簡単に
続いて、コレクションリストの並び替え機能も試してみました。
オウンドメディアでは、
新着記事
人気記事
編集部おすすめ
など、目的に応じて表示順を変更したい場面がよくあります。
今回のデモサイトでは、この新機能を使ってトップページに「おすすめ記事」を設置してみました。

実際におすすめ記事を表示してみた
今回のデモサイトでは、新しく「おすすめ順位」という数値プロパティを追加しました。
各記事に、
1
2
3
4
と順位を設定し、その順番で表示しています。
公開日を変更しなくても、おすすめ記事だけ自由に並び替えられるため、運用もしやすくなるのではないかと思います。
更新頻度の高いメディアでは、特に活用しやすい便利な運用方法だと感じました!

項目次第でより柔軟に記事の表示をカスタムできる
今回はデモサイトのため手動で順位を設定しましたが、例えば、
閲覧数
ダウンロード数
更新日
などの項目を用意すれば、目的に合わせた並び替えも可能です。
トップページに、
新着記事
おすすめ記事
人気記事
を並べるだけでも、サイト全体が見やすくなります。
コンテンツが増えても整理しやすくなるため、運用担当者にとっても使い勝手の良い機能と言えるかと思います。
新機能④ 動画・PDFも記事内へ直接アップロードが可能に
最後に試したのが、記事への動画やPDFファイルのアップロードです。
これまでは、記事内で動画やPDFを掲載する場合、外部サービスを利用したり、手動でリンクを設定したりする必要がありました。
今回のアップデートでは、CMSプロパティとして動画やPDFを管理できるようになり、記事ごとのコンテンツ管理がよりシンプルになっています。
実際にデモサイトに動画とPDFを掲載してみた
今回制作した記事ページでは、記事本文の後半に
解説動画
PDF資料
を配置しました。
このように配置すると、例えば、
操作方法を動画で解説する
詳しい資料はPDFでダウンロードしてもらう
といった流れも簡単に作れます。
記事を読み終えたタイミングで関連コンテンツを提供できるため、読者にとっても分かりやすい構成になります。

オウンドメディア以外でも活用できる
動画やPDFに対応したことで、活用できるサイトの幅もさらに広がりました。
例えば、
セミナーアーカイブ
製品マニュアル
導入事例
採用資料
ホワイトペーパー
など、資料をダウンロードしてもらいたいページとの相性は抜群です。
特にBtoBサイトでは、「記事を読んで終わり」ではなく、「資料請求」や「お問い合わせ」につなげる導線を作りやすくなった点が、大きな進化だと感じました。
実際にデモサイトを作って感じた3つのポイント
オウンドメディアを想定したデモサイトを制作して、実際に手を動かしてみると、「新機能が追加された」というだけではなく、日々の運用やコンテンツ設計がしやすくなるアップデートだということを実感しました。
ここでは、特に便利だと感じたポイントを3つご紹介します!
1. コンテンツ設計がしやすくなった
今回のアップデートで最も便利だと感じたのは、やはり「複数のリッチテキストを配置できるようになったこと」です。
デモサイトでは、
導入
本文
まとめ
の3つに分け、その間にCTAや補足コンテンツ、動画・PDFを配置しました。
以前は、記事本文を1つのリッチテキストで管理することが多く、途中に別の要素を挟み込むには工夫が必要でした。
今回のアップデートによって、記事の流れに合わせたレイアウトを作りやすくなり、コンテンツ設計の自由度が大きく向上しています。
例えば、
導入のあとにお問い合わせCTA
本文の途中に補足ボックス
記事の最後に資料ダウンロード
といった構成も、以前よりスムーズに実装できます。

2. CMSだけで運用しやすいサイトを作れる
今回のデモサイトでは、「記事の更新担当者がStudioだけで運用できること」も意識して設計しました。
設定したCMSプロパティは以下のとおりです。
CMSプロパティ | 用途 |
|---|---|
タイトル | 記事タイトル |
アイキャッチ画像 | 一覧・詳細ページで使用 |
カテゴリー | 記事の分類 |
タグ | 関連記事・検索用 |
導入(RichText) | 記事冒頭 |
本文(RichText) | メインコンテンツ |
まとめ(RichText) | 記事の締めくくり |
動画 | 解説動画 |
資料ダウンロード | |
おすすめ順位 | トップページの表示順 |
このように設計しておくことで、デザインを崩すことなく新しい記事を追加していくことができます。
オウンドメディアは更新頻度が高くなるケースも多いため、「運用しやすいCMS設計」が重要です。
今回追加された機能を活用すれば、公開後の運用負担も大きく軽減できます。

3. BtoBサイトとの相性が良い
今回追加された機能は、特にBtoBサイトとの相性が良さそうだなと感じました。
例えば、
ホワイトペーパーをダウンロードしてもらう
セミナー動画を掲載する
導入事例をカテゴリーごとに整理する
採用記事を職種別に表示する
といった企業サイトでよくあるコンテンツも、Studioだけで管理しやすくなります。
特に動画やPDFをCMSから管理できるようになったことで、これまで外部サービスや手動設定が必要だった部分も、よりシンプルに運用できるようになりました。
今回のアップデートはこんなサイトを作る時におすすめ
今回の検証を通して、特に新機能を活用しやすそうだなと感じたおすすめのサイトをまとめました。
オウンドメディア
今回制作したデモサイトのように、記事を継続的に更新するサイトと非常に相性が良い機能です。
関連記事やおすすめ記事も管理しやすくなり、サイト全体の回遊率向上にもつながります。
採用サイト
社員インタビューや職種紹介など、記事コンテンツを掲載する採用サイトとも相性が良さそうです。
記事内に会社紹介動画を掲載したり、募集要項のPDFを設置したりといった構成も実現しやすくなります。
導入事例・実績紹介ページ
制作実績や導入事例をカテゴリーやタグで整理し、AND / ORフィルターを使って表示させることで、目的に合った事例を探しやすいページを作成できます。
業種別・サービス別など、複数条件で絞り込みたいケースにも活用できそうです。
セミナー・イベントサイト
イベントレポートの記事にアーカイブ動画や登壇資料を掲載すれば、開催後も活用できるコンテンツになります。
レポートとして終わらせるだけでなく、資料や動画を組み合わせることでコンテンツの価値を高めることが可能です。
まとめ
今回のStudio CMSアップデートは、どれか1つの新機能が大きく変わったというよりも、日々の制作・運用で感じていた小さな課題を解消してくれるアップデートという印象でした。
実際にデモサイトを制作してみると、
リッチテキストを分けてレイアウトの自由度を高められる
AND / ORフィルターで関連記事を表示しやすくなる
並び替え機能でおすすめ記事を管理できる
動画やPDFもCMSから管理できる
など、コンテンツ制作から運用までをよりスムーズに行えることを実感しました。
特にオウンドメディアや採用サイト、BtoB企業の情報発信サイトなど、継続的にコンテンツを更新するサイトでは活躍する場面が多くなりそうです。
StudioでCMSサイトを制作・運用している方はもちろん、これからオウンドメディアやコンテンツマーケティングを始めたい方も、ぜひ今回の新機能を活用してみてください!
おまけ:今回制作したデモサイトの構成をご紹介
記事内で紹介したデモサイトは、以下のようなシンプルな構成で制作しました。
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これからStudioでCMSサイトを制作する方は、まずは今回のような検証用サイトを作ってみるのもおすすめです!
実案件を想定しながら設計することで、CMSの使い方や運用イメージもつかみやすくなります。
新機能が気になっている方は、ぜひ作成してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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担当メンバー
梶原 友里絵
Webデザイナー
1997年 大分県生まれ。専門学校を卒業後、複数の企業でデザイナーとして主にEC周りのデザインを担当したのち、ノックデザインに入社。現在はWebデザインを中心にグラフィック媒体など様々なデザイン業務に携わっています。
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