ノーコードWeb制作ツール「Studio」は、簡単な操作でデザイン性の高いWebサイトを制作できるクラウド上のサービスですが、サイトを運用していく上で重要な機能である「301リダイレクト設定」も簡単にできることはご存知でしょうか?今回の記事では、Studioのリダイレクト機能でできること・できないこと、設定方法や注意点について解説していきます。ぜひご覧ください。リダイレクトとは?まずはじめに、「そもそもWebサイトのリダイレクトって何?」という部分から解説させていただきます。リダイレクトとは、ユーザーが特定のURLにアクセスした時に、自動的に別のURLに転送する機能のことを言います。この機能により、サイトの移転や構造に変更があった場合でもユーザーが正しいURLに到達することが可能です。また、適切にリダイレクト設定を行うことで、URLが変更された後もそれまでのSEO評価を引き継ぐことができます。StudioのリダイレクトでできることStudioではページ単位でリダイレクト設定ができ、設定可能なリダイレクトは以下の通りです。Studioで制作したサイトから、同サイトの内部ページへのリダイレクト設定Studioで制作したサイトから、外部サイトのページへのリダイレクト設定Studioのリダイレクトでできないこと動的ページのリダイレクト設定Studioの動的ページに、"https://nockdesign.com/blog/slug"から"https://nockdesign.com/column/slug"へ一括でリダイレクトを設定する ということはできません。ただし、動的ページそれぞれに対して、1ページずつリダイレクト設定をすることは可能です。例:"https://nockdesign.com/blog/01"から"https://nockdesign.com/blog/02"こちらも一括での設定はできないので、運用面は少し不便です。外部ページからStudioで制作したページへのリダイレクト設定Studioのリダイレクト機能は、外部ページからStudioで制作したページへリダイレクトを設定できる仕様ではないので注意が必要です。Studioのリダイレクト設定方法ここから、Studioでのリダイレクト設定の方法について解説していきます!同サイトの内部ページへリダイレクトしたい場合今回は例として、Studioのテンプレート内に用意されている「記事サンプルです。」というタイトルの記事から同サイト内の「2022年 新卒採用情報を公開・募集開始しました」という記事にリダイレクトさせていきます。1.デザインエディタの「①ページを追加」から「②リダイレクトページ」を選択します。2.表示されたポップアップのパスの方にリダイレクト元のパス「news/sample」を、リダイレクト先の欄に「news/SiFFUxhF」と入力して、【作成】をクリック3.レイヤーパネルを見て、このようにリダイレクトページが生成されていれば完了!外部サイトへリダイレクトしたい場合続いては、外部サイトへリダイレクトしたい場合の設定方法についてです。「記事サンプルです。」という記事から、外部サイト(https://nock-design.com/)へリダイレクトさせていきます。1.デザインエディタの「①ページを追加」から「②リダイレクトページ」を選択します。2.表示されたポップアップのパスの方にリダイレクト元のパス「news/sample」を、リダイレクト先の欄に「https://nock-design.com/」と入力して、【作成】をクリックこのように、リダイレクト先を外部サイトにしたい場合は、「https://」から始まるURLを入力します。3.レイヤーパネルを見て、このようにリダイレクトページが生成されていれば完了!リダイレクト時の注意点既存のパスを持つページに対してリダイレクトを設定はできない例えば、既に「news」ページが存在している場合は、それをリダイレクト元に設定しようとしてもこのようなメッセージが出てしまい、設定できません。この現象は、「元ページのパスの変更」か「削除」することで解決できます!リダイレクト先のページが非公開ページや存在しないページの場合、アクセス時にエラーになるあまりすることはないと思いますが、非公開ページにリダイレクトさせることはできません。ご注意ください。まとめいかがでしたか?注意点さえ気をつければ、Studioでは簡単にリダイレクト設定ができます。リダイレクト機能は、サイトを運用していく上でSEO評価の引き継ぎをスムーズに行ったりページを整理する際に重要な機能なので、ぜひこの記事を参考に実践してみてください!