ホームページ制作を検討するときには、まず制作会社等から見積もりを取得し「いくらかかるのか」を把握するのが一般的です。ですがこのとき、見積もりを”あいまい”に進めてしまうと、制作途中で追加費用が発生したり、納期が延びたりと、トラブルに発展するリスクがあります。場合によっては「違う業者に相談しておけば…」と後悔するケースもあるため、正しい見積もりの知識・手順を身に付けなければなりません。そこでこの記事では、ホームページ制作における見積もりの取り方や注意点について、ホームページ制作会社ノックデザインが初心者向けにわかりやすく解説します。またホームページ制作の2025年最新の料金相場、トラブル回避策まで紹介しているのでホームページ制作会社を決める参考にしてみてください。ホームページ制作の見積もりの基本ホームページ制作の依頼は、まず「見積もり」を取得し、予算内で制作できるのかをチェックすることから始まります。しかし、初めてホームページ制作を依頼するため、どのような考えで見積もりを取得すべきかわからないとお悩みではないでしょうか。結論として、ホームページ制作における見積もりは、予算・費用の把握だけでなく、スムーズな制作進行や後悔しない発注に欠かせない準備です。まずは、見積もりを取る前に知っておくべき基本事項と、見積もりを怠ったときに起こりやすいトラブルについて解説します。ホームページ制作の発注前に知っておきたいことホームページ制作の見積もりを依頼する前に、明確にしておきたいのが次のポイントです。サイトの目的(例:集客、採用、ブランドサイト)ターゲットユーザー(例:20代の新卒採用層)想定するページ数(例:TOP+下層8ページ)必要な機能(例:問い合わせフォーム、CMS導入)「何のためにホームページをつくるのかよくわからない」「何ページくらい必要なのかわからない」という状態で見積もりを依頼すると、後から追加作業や修正が発生し、予算オーバーや納期遅延が起きてしまうかもしれません。制作会社側も要件があいまいなままでは正確な見積もりを出すことが難しいため、上記の項目は具体化しておきましょう。なお上記の項目は、中小企業基盤整備機構が公開しているJ-Net21の「ビジネスQ&A」にも記載されている情報です。Webサイト制作において「要件未確定」のまま見積もりを取ると追加コストが発生しやすくなるので、準備が重要だと覚えておきましょう。【ノックデザイン担当者コメント】ホームページ制作会社側としても、目的や考えがみえないままだと、おおよその相場からなる想定の見積もりしか出せません。もし上記項目の決め方がわからない方は、本記事で紹介する見積もり手順をチェックしてみてください。見積もりを怠ることで起きやすいトラブル一覧何も準備をせずに「とりあえず見積もりを依頼すればいいか」と動くと、以下のようなトラブルが発生するかもしれません。トラブル内容主な原因結果追加請求が発生見積もりに必要機能が含まれていなかった予算オーバー納期遅延工程見積もりの誤差納品遅れ、公開延期機能不足依頼内容の伝達ミス再制作コストの増加サポート不十分保守運用費が見積もりに未記載契約トラブル金銭的な問題だけではない点に注意が必要です。見積もりをしっかり取得・確認しないと、追加請求や納期延長などのリスクを背負うことになるので、必ず細かい条件まで明確にしておきましょう。【ノックデザイン担当者コメント】特に「問い合わせフォーム設置」「CMS導入」などは、ホームページ制作費とは別料金扱いになるケースもあるので事前確認が重要です。また、経済産業省の「情報システム・ソフトウェア取引トラブル事例集」等にも見積もりトラブルが掲載されています。実際に起きている問題ですので、準備を怠るのはNGです。ホームページ制作の見積もり取得の流れ【依頼前〜契約まで】ホームページ制作の見積もりは、ただ「価格を聞く」だけではありません。スムーズにホームページ制作を開始 & 完了するためには、以下より紹介するステップに沿って、事前準備から契約まで正しい流れに沿って段階的に進めることが大切です。【ホームページ制作の見積もり取得の流れ】制作目的・要件を整理する参考サイト・資料を準備する見積もり依頼先を選定する問い合わせ&ヒアリング対応見積書を受け取り内容を確認する契約・制作スタートステップ1|制作目的・要件を整理するまずはホームページをつくる目的と、必要な要件(機能・ページ構成)を明確にしましょう。例えば、以下のように「目的」「機能」「ターゲット」を書き出して整理しておくと、制作会社が具体的な提案・見積もりを出しやすくなります。整理すべき項目書き出す内容制作目的新商品の認知拡大、採用活動強化、店舗集客など必要機能問い合わせフォーム、商品カタログ、CMSによるページ更新機能ターゲット20〜30代の女性層、新卒求職者、地元エリアの来店客なお、整理した要件はメモでも構わないので「資料」としてまとめておくのがベストです。見積もり後の追加料金や開発の遅延を防止しやすくなるため、可能な限りまとめておきましょう。▶ ホームページとLP(ランディングページ)のどちらをつくるべきか迷っている方はこちらステップ2|参考サイト・資料を準備する次に、自身がイメージするホームページのデザインを制作会社に伝えるために、参考サイトや希望デザインの資料を用意しましょう。以下の方法で参考情報を準備するだけで問題ありません。気になるデザインのサイトURLをまとめておく反映したい機能のスクリーンショットを撮影しておくまた正確に情報を伝えて手戻りを減らしたいなら、参考Webサイトを印刷したのち、印刷資料上に「マネしたいポイント」「いらないポイント」を図・コメントとして残しておくと親切です。話を進めやすくなるので、3つほど参考サイト・資料をピックアップしておきましょう。▶ 「おしゃれな」ホームページデザインをチェックしたい方はこちら▶ 「かっこいい」ホームページデザインをチェックしたい方はこちら▶ 「シンプルな」ホームページデザインをチェックしたい方はこちらステップ3|見積もり依頼先を選定するステップ1〜2の準備が完了したら、ここから実際に見積もり依頼先を選定していきます。まずは以下に、依頼先の探し方をまとめました。ホームページ制作会社・フリーランスの公式サイトで問い合わせるマッチングサービスを通じて紹介してもらうSNS等を通じて相談する一般的なのは、1、2の方法です。大手・中小(中堅)・小規模(フリーランス)などに分けて、少なくとも3社ほどピックアップしておきましょう。ステップ4|問い合わせ&ヒアリング対応見積もり依頼をする業者を選んだら、各社に問い合わせ & ヒアリングを行いましょう。【ヒアリングの形式】対面ビデオ通話電話見積もり前のヒアリングは、制作会社・フリーランスに要件や目的を正しく理解してもらうために実施します。この段階における情報提供が不十分だと、ズレた提案や不完全な見積もりが出るリスクが高まるので、ステップ1~2で準備した情報・資料を使いながら、ホームページ制作のイメージを具体的に伝えていきましょう。【ノックデザイン担当者コメント】ヒアリングでは、よく制作会社やフリーランスから、次の質問を聞かれます。サイトの目的・ターゲット層想定するコンテンツ内容(例:会社紹介、サービス紹介、ブログなど)デザインの希望イメージ希望納期、公開希望日予算の上限必要な機能(例:フォーム、チャットボット、EC機能)CMS(WordPressなど)の利用希望の有無保守・運用サポート希望の有無基本的に、準備した情報をもとに受け答えするだけで問題ありません。また「できればこうしたい」という希望レベルの話も遠慮せず伝えましょう。ステップ5|見積書を受け取り内容を確認する見積書を受け取ったら、金額だけでなく、作業範囲・条件も細かく確認しましょう。【見積書のチェック項目一覧】チェック項目確認ポイントページ制作範囲何ページ分までが対象かデザイン対応オリジナルかテンプレートベースかコーディング範囲スマホ対応(レスポンシブ)込みかCMS導入WordPress設定・初期投稿まで含むかフォーム機能何フォーム作成が対象かスパム対策付きか保守運用納品後のサポートがあるかもし金額だけをみて判断すると、後から「この作業は別料金です」といった追加料金トラブルが起きてしまうかもしれません。どこまでが見積もり金額に含まれているかを事前に確認することが重要となります。また、金額とは別にチェックしておきたいのが次の要素です。【制作会社・フリーランス選定時のチェックリスト】実績サイト(特に業種・目的が近い事例)相場との価格帯の違い(極端に安すぎないか)対応スピード・コミュニケーション力CMS構築などの実装力保守・運用サポートの有無【ノックデザイン担当者コメント】上記のうち「実績」を除く判断材料は、見積書や担当者とのコミュニケーションからわかります。詳しくは「見積もりのチェックポイント【比較で後悔しない】」で解説しているので、比較の参考にしてください。業者選定は比較表をつくると判断しやすくなる複数の業者を比較する場合には、一度比較表にまとめてから評価するのがおすすめです。見積もりから得られた情報や、公式サイトの情報を次のように埋めていきましょう。【比較表のイメージ例】項目制作会社A(大手)制作会社B(中堅)フリーランスC主な得意分野大規模サイト、ECサイト構築コーポレートサイト、採用サイト小規模ホームページ、個人事業主向け実績例大手企業サイト、官公庁サイト中小企業サイト、店舗サイト個人店、ブログサイト価格帯100万円70万円30万円サポート体制24時間受付、運用保守あり平日対応、運用サポート一部あり原則制作のみ(保守別契約)制作スピード3〜5ヶ月2〜4ヶ月1〜2ヶ月コミュニケーション専任ディレクターが対応営業兼ディレクターが対応本人と直接やり取りCMS対応自社CMS・WordPress・Shopifyなど幅広い主にWordPress・Studio中心WordPress中心、場合によっては不可カスタマイズ対応力高い(オリジナル開発可)中程度(テーマカスタマイズ中心)限定的(テンプレート活用が多い)デザインクオリティハイレベル、受賞歴あり標準的、業種別に最適化デザイナー本人のセンスによる差あり保守・運用対応月額契約あり(5万〜10万円)月額契約あり(3万〜5万円)なし、オプション契約上記の要素に点数をつけて評価すれば、自然とどの業者を選定すべきかみえてきます。判断根拠としても役立つので、表計算ソフトなどを使って比較表を準備してみてください。ステップ6|契約・制作スタート見積もり内容に納得できたら、正式に契約を締結し、制作がスタートします。なおホームページ制作の契約締結では、発注者と制作会社の間で権利・義務が明確に定義されるのが基本です。口頭だけの合意だと、あとから「言った」「言っていない」のトラブル発生リスクが高まるので注意してください。【契約締結時に確認すべきポイント】契約書に記載されている作業範囲・納期・金額支払い条件(例:着手金30%、納品後70%)キャンセル時の規定(キャンセル料など)納品後のサポート範囲見積もりにもとづく正式な契約書を締結したら、双方の認識を合わせたうえで制作をスタートしましょう。書面があればトラブル防止の武器となります。【ノックデザイン担当者コメント】近年では、自社の秘密情報を他者に開示する際に、相手方にその情報を秘密保持してもらうための「秘密保持契約(NDA)」を併せて締結するケースが増えています。特にオリジナルコンテンツ制作や、未公開情報を扱う場合はNDAが必須です。(NDAのひな型は中小企業庁の「知的財産取引に関するガイドライン・契約書のひな形について」をご参考ください)ホームページ制作の見積もりに含まれる項目の内訳【見本つき】ホームページ制作の見積もりは、ただ「総額」をチェックするだけではなく、内訳の項目を確認することが重要です。ここでは、一般的なホームページ制作見積もりに含まれる項目を、基本項目とよくある追加項目に分けて紹介します。▶ ノックデザインの見積書の見本はこちらをクリック基本的な見積もり項目ホームページ制作および既存記事のリニューアルでは、よく次の基本作業が見積もりに計上されます。項目内容ディレクション費制作進行管理・全体設計・要件整理の費用デザイン費トップページ+下層ページのデザイン制作費コーディング費HTML・CSS・JavaScriptによる画面実装費用CMS導入費WordPress等のCMSインストール・初期設定・投稿サンプル設定費用ディレクション費(構成・進行管理)ディレクション費とは、ホームページ制作プロジェクトを円滑に進める「管理作業全般」にかかる費用です。例えば、要件定義、スケジュール管理、各制作フェーズの指示出し、クライアントとの連絡調整などが含まれます。【参考価格イメージ】小規模サイト|5万〜15万円中規模サイト|15万〜30万円【ノックデザイン担当者コメント】ディレクション費は「管理コスト」とも呼ばれます。ここを軽視すると、制作スケジュールの遅延や情報伝達ミスが起きやすくなるので、無理に予算を削らないように注意してください。デザイン費(TOP+下層ページ)デザイン費は、トップページと各下層ページの「ビジュアルデザイン作成」にかかる費用です。ゼロから作成するオリジナルデザインか、テンプレートを活用するデザインなのかで、金額が変化します。【参考価格イメージ】オリジナルデザイン|3万〜10万円/ページテンプレートカスタム|1万〜3万円/ページ【ノックデザイン担当者コメント】デザイン費を抑えるためにテンプレート利用を選ぶのもひとつの手ですが、採用目的やブランディングを重視する場合は、オリジナルデザインのほうが効果的です。コーディング費(HTML/CSS/JS実装)コーディング費は、準備したデザインをブラウザ上に表示する「組み立て」にかかる費用です。HTMLやCSSといったマークアップ言語、またJavaScriptといったスクリプト言語を用いて構築していきます。なお最近では、Webサイトをパソコン・タブレット・スマホの画面サイズに追従して表示できる「レスポンシブコーディング」を追加対応するのが一般的です。【参考価格イメージ】静的ページコーディング|1.5万〜4万円/ページレスポンシブ対応追加|+30〜50%【ノックデザイン担当者コメント】特にスマホ対応(レスポンシブ対応)は、Googleの検索順位にも影響する重要な要素です。Google公式サイトでもレスポンシブデザインの重要性が説明されているので、可能な限り実装することをおすすめします。(参考:Google検索セントラル「レスポンシブ・ウェブデザイン - メディアクエリのパワーを使いこなす」)CMS導入(WordPress等)CMS導入費は、WordPressなどの「コンテンツ管理システム(CMS)」をサイトに組み込むための費用です。Webサイト管理機能や投稿機能の設置、編集画面のカスタマイズなどが含まれます。【参考価格イメージ】WordPress導入・基本設定|10万〜30万円カスタム投稿・専用機能追加|別途見積もり【ノックデザイン担当者コメント】近年では、CMSを導入するのが当たり前になってきています。もしCMSなしでホームページを運用すると、更新のためにマークアップ言語やスクリプト言語にひとつずつ触れていかなければならない「リスキーな管理」になる点に注意が必要です。よくある追加項目前述した基本項目以外にも、ホームページ制作の見積もりでは、以下のような追加項目が発生することがあります。項目内容ロゴ制作費新たに会社ロゴ・サービスロゴをデザインする費用写真撮影・素材購入費プロカメラマン撮影、または有料素材の購入費用SEO初期対策費タイトルタグ・ディスクリプション・構造化データ設定など多言語対応費英語版・中国語版などの多言語ページ作成対応費用保守・運用サポート費サイト更新・障害対応・バックアップ作業などの費用各項目は、標準プランの見積もりに含まれていない場合が多いです。、別途オプション料金となるのが一般的ですので、 見積もりを取る段階で必ず必要性の有無を明確にしておきましょう。【ノックデザイン担当者コメント】追加項目で特に注意しておきたいのが「SEO初期対策」「保守・運用サポート」です。ホームページは「つくって終わり」ではなく、公開後の検索対策や運用も重要になるので、継続的な対策が必要になると覚えておきましょう。また ノックデザインでは、制作時に必要なオプションをヒアリングし、最適なプラン提案を心がけています。 「最初はシンプルな依頼をし、必要に応じて追加する」という柔軟な進め方もできますので、安心してご相談ください。▶ ノックデザインに見積もり・内訳の項目について無料相談するホームページ制作の料金相場【2025年最新版】ホームページ制作の見積もりは、提示された金額が相場にもとづいているものかをチェックすることが重要です。(以下に2025年時点の最新データの料金相場を掲載)規模感依頼者像ページ数の目安費用相場小規模個人経営、零細企業10ページ以内30万~80万円程度中規模中小企業30ページ以内80万~300万円程度大規模中堅、大企業30ページ以上300万円~店舗向け美容院や販売店15ページ程度60万円~ECサイト商品・サービス業30ページ以上100万円~【ノックデザイン担当者コメント】制作会社の得意分野や制作実績、依頼内容によって、相場より高額・低額になる場合もあります。あくまで「標準的な目安」として捉え、実際には複数社から見積もりを取って比較するのが安心です。上表の金額がどのように決まっているのか詳しく知りたい方は、以下の記事でわかりやすく解説しています。▶ ホームページ制作の費用について詳しく知りたい方はこちらホームページ制作の見積もり方法と種類の違いホームページ制作の見積もりは、依頼する業者によって「算出方法」「見積もりの考え方」に違いがあります。ここでは、代表的な見積もり方法である「作業単価方式」「工数単価方式」の違いをわかりやすく解説したのち、どちらがおすすめなのかを紹介します。作業単価方式|小規模・個人向け作業単価方式は、1ページあたりいくら、1機能あたりいくらといった形で、作業ごとに価格を設定する見積もり方式です。小規模サイトや個人依頼の場合には「作業単価方式」が採用されることが多く、次のように見積もり項目が提示されます。作業内容単価(例)トップページデザイン制作8万円下層ページデザイン(1ページ)3万円問い合わせフォーム設置5万円スマホ対応(レスポンシブ化)基本料金の30%加算作業単価方式は、作業範囲が明確であるほど価格交渉がしやすいほか、予算をコントロールしやすいのが特徴です。予算重視・シンプルなサイト制作を希望する場合は、作業単価方式が向いています。工数単価方式|法人・中規模以上向け工数単価方式は、プロジェクトにかかる作業時間(工数)に応じて費用を設定する見積もり方式です。制作内容が複雑な場合でも柔軟に対応でき、次のように見積もり項目が提示されます。工数例単価(例)ディレクション(20時間)5,000円/時間デザイン作業(30時間)5,000円/時間コーディング作業(50時間)4,000円/時間要件変更があり得る場合、また制作の規模が大きいため柔軟な仕様変更を想定しているなら工数単価方式が安心です。主に、法人案件やカスタマイズ要件が多い案件に適しています。おすすめの見積もり方式はどっち?前述した「作業単価方式」「工数単価方式」に対し、自社のホームページ制作はどちらで依頼すべきかわからないとお悩みの人も多いでしょう。以下に、2つの見積もり方式のメリット・デメリットをまとめました。項目作業単価方式工数単価方式向いている案件小規模サイト、個人ブログ、店舗サイトなど法人コーポレートサイト、大規模メディアなどコスト管理のしやすさ明瞭、予算管理しやすい要件変更に柔軟対応仕様変更時の対応基本は別途見積もり時間単価ベースで柔軟に対応可小規模サイト・個人サイトの場合は「作業単価方式」、中規模以上・法人案件の場合は「工数単価方式」が安心です。【ノックデザイン担当者コメント】ノックデザインでは、わかりやすいように各品目の単価をあらかじめ設定して見積もりを作成します。詳しい単価のイメージはこちらをご確認ください▶ ノックデザインに無料見積もりを依頼する見積もり依頼前に準備しておきたいことホームページ制作の見積もりをスムーズに進めたいなら、依頼前に「情報・資料」を整理しておくことが重要です。以下より紹介する3つを準備しておくだけで、ホームページ制作会社やフリーランスとのやり取りを円滑化できます。ヒアリングシートの作成事前にヒアリングシート(質問事項の回答集)を作成すれば、見積もり依頼がスムーズになります。以下にヒアリングシートの基本項目をまとめました。【ヒアリングシートに記載すべき基本項目例】サイトの目的(例:集客、採用)想定ターゲット(例:20代女性、新卒求職者)必要な機能(例:問い合わせフォーム、予約機能)想定ページ数(例:TOP+下層8ページ)デザインイメージ(例:シンプル、スタイリッシュ)ヒアリングでは、制作目的や要件、希望仕様などを聞き取ります。あらかじめ回答を整理しておくことで、情報伝達のミスや認識ズレを防ぐことが可能です。【ノックデザイン担当者コメント】ヒアリングシートはExcel・Word形式など、まとめやすい方法で用意しておきましょう。要望等の資料共有自社が考える「要望」がまとまった資料を用意しておけば、見積もりの意図を正しく汲み取りやすくなります。デザイン参考サイトURL(3サイト程度)「良いと思うデザイン」のスクリーンショット必要な機能のイメージ例(例:カレンダー予約画面)文章や言葉だけでは希望するイメージを伝えるのが難しいため、ビジュアル資料や具体的な参考例があると安心です。資料共有は「イメージのズレ防止策」として非常に効果的ですので、見積もり依頼前に準備してみてはいかがでしょうか。【ノックデザイン担当者コメント】可能なら「この要素が欲しい」「これは不要」という具体的な希望もメモしておくとベストです。要件定義書やRFP中規模以上のホームページ制作を依頼する場合は、要件定義書やRFP(提案依頼書)も準備しておくと安心です。【要件定義書とは?】システム開発の背景、目的、機能要件、非機能要件、制約条件などを詳細に記載した書類のことです。すでに発注が決定している委託先に向けて発行します。【RFP(提案依頼書)とは?】自社システムに必要な要件や実現したい業務(解決したい課題)などを示す書類です。まだ発注先が決まっていない場合に発行します。制作内容が複雑になるほど、受発注者間での認識合わせが重要となります。要件定義書やRFPを準備しておけば、見積もり段階でホームページ制作の詳細を詰められるほか、あとから発生する追加費用リスクを最小限に抑えられます。【ノックデザイン担当者コメント】小規模案件でも、簡易版の書類(1〜2ページ程度)をつくっておくと、見積もり精度が向上します。見積もりのチェックポイント【比較で後悔しない】ホームページ制作会社やフリーランスから受け取った見積もりを比較をしなければ、制作中・後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するかもしれません。ここでは、見積もりを取る際、またチェックする際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。項目ごとに何が含まれているか確認するまずは「見積もり項目ごとに、具体的に何が含まれているか」をチェックしましょう。ページ制作範囲(TOPページ+何ページ?)デザイン対応範囲(オリジナル?テンプレート?)スマホ対応の有無(標準?オプション?)CMS導入範囲(WordPress設定・投稿機能付き?)問い合わせフォーム設置(基本?別途?)同じ「ホームページ制作」という言葉でも、含まれる作業範囲が業者によって違います。問い合わせフォーム作成やスマホ対応(レスポンシブ化)が別料金になっていることもあるので、項目ごとの中身を見て判断しましょう。同じ条件で複数社から見積もりを取る見積もりは「同じ要件・資料」をもとに、複数社から取得しましょう。もし要件などを決めないままバラバラに見積もりを依頼すると、価格や提案内容を正しく比較できなくなります。金額に大きなばらつきが生まれてしまうため、金額が安く・品質が低い業者が優位に立ってしまう点に注意してください。提案内容・納期・サポート体制も比較対象に加えるホームページ制作の見積もりでは、金額以外にも「提案の質」「納期」「サポート体制」を比較しましょう。例えば、見積もり金額が安い業者は、一見すると魅力的です。しかし、提案力が弱かったり、納期が遅かったり、サポート体制が不十分だったりする場合も多く、それが最終的なホームページの出来栄えを左右します。ホームページ制作は「金額」&「品質」のバランスが重要ですので、担当者とコミュニケーションを取りながら、金額以外のポイントも比較しましょう。【ノックデザイン担当者コメント】見積もり比較で一番大事なのは「値段」だけを見ないことです。金額だけで選んだ結果、納期が大幅に遅れ、キャンペーン開始に間に合わなかった事例もあるため、失敗回避のためにも複数のポイントを比較しましょう。ノックデザインでは、金額はもちろんサイト完成後の運用サポートや、目的達成に向けた提案内容にも力を入れています。はじめてホームページ制作を依頼する方でも、安心して比較検討できるようサポートいたします。▶ ノックデザインに無料見積もりを依頼する見積もり費用に差が出る理由とは?【違いを生む3要素】ホームページ制作の見積もりを複数社から取ると、金額に大きな差が出ることがあります。なぜ見積もり依頼先ごとに違いが生じるのか、以下に3つの要因をまとめました。制作体制(外注・インハウス)ホームページ制作の見積金額は、対応する会社が「完全内製(インハウス)」か「外注中心」かによって変化します。インハウス型(内製制作)外注中心型(外部委託制作)制作スタッフ社内スタッフ(デザイナー・エンジニア常駐)外部パートナーに業務委託コスト構造外注費なし、コスト効率が良い外注費&マージン分コスト増スピード感社内連携が早く、スピード対応が可能外部調整が必要で、タイムラグが発生しやすいコミュニケーション直接担当者(制作担当)とやり取り可能ディレクター経由の間接コミュニケーションカスタマイズ対応要望変更にも柔軟に対応できる基本は仕様書ベース、柔軟な変更対応が難しい場合あり見積もり傾向適正価格、過度な上下が少ない案件ごとにバラツキ(安い・高い幅が大きい)制作を自社内ですべて完結できる会社(インハウス型)は、外注コストがかからないため、比較的リーズナブルな価格設定が可能です。一方で、外注先にデザインやコーディングを依頼している場合、その外注コスト & 管理費用が上乗せされるため、金額が高くなる傾向にあります。よって費用を抑えてホームページ制作をしたいなら「どこまで自社内で制作しているか」をチェックしましょう。提案力や実績見積金額は、ホームページ制作会社やフリーランスの「提案力」「過去実績」によって金額が変わります。例えば、単なるホームページ制作作業だけではなく、集客効果やブランディングを意識した提案を行う会社の場合には、それだけ工数やノウハウが必要となり、見積もり金額も高めになります。一方で、単純作業ベースのみを想定する会社の場合には、提案力が低く、見積もり金額も低めになりがちです。安いだけの見積もりでは「成果の出るホームページ」をつくることが難しくなる可能性があるので、安ければ良いというわけではないと覚えておきましょう。サイト仕様・要件の差サイトの仕様や要件の内容によっても、見積もり金額が変動します。必要な機能が多い、カスタマイズが必要、独自開発が含まれる場合などは、制作工数が増えるので金額も高くなります。自社が本当に必要とする機能・要件を明確にしないと「あれもこれも追加」というように、無駄な追加コストが発生するリスクがある点に注意してください。【ノックデザイン担当者コメント】見積もりに差が出るのは当然のことです。ただ安さだけを基準に選ぶと、後から機能不足・品質不満・追加請求のトラブルに巻き込まれるケースもあるので、見積もり価格と品質のバランスを考えることが大切です。フリーランス vs ホームページ制作会社の見積書の違いホームページ制作の見積もりを、フリーランスと制作会社のどちらに依頼すべきか迷っている方は、以下の比較表をもとに相談先を選ぶのがおすすめです。項目フリーランス制作会社費用感安め(コスト重視向き)中〜高め(品質重視向き)サイト規模小規模(10ページ以内)中〜大規模(10ページ以上)サポート体制基本なし(スポット契約)月額サポート契約あり仕様変更への柔軟性高い(個人裁量で対応)プロジェクト単位で正式対応集客・ブランディング提案基本なし積極的に提案あり以上より、小規模サイト(個人サイトや個人経営の店舗サイト)の場合はフリーランス、中〜大規模サイト(企業サイトやECサイト)の場合は制作会社に依頼するのがおすすめです。見積もりは便利なツール・テンプレートを活用しよう【時間がある人向け】ホームページ制作の見積もりを依頼する際、すべて手作業で情報整理をするのは大変です。そこでおすすめなのが、無料テンプレートや自動見積もりツール、専用フォームなどの活用となります。見積もり効率化のアイデア活用するメリット無料テンプレートを活用する見積もり依頼前の準備を効率化できる自動見積もりツールを活用するホームページ制作費用の目安がわかる(受け取った見積もりとの相場比較ができる)自社専用の見積もりフォームを作成する各社からの見積もり条件を統一できる見積もりの精度を高めたい場合には、見積もりフォームの準備がおすすめです。WordやGoogleフォームを活用して、依頼条件と入力項目を定型化することにより、複数の見積もりを同品質で入手できます。【ノックデザイン担当者コメント】ノックデザインでは、初めて見積もり依頼される方でも安心できるように、ヒアリングにもとづきクライアントに最適な見積もりを準備いたします。「何を準備すればいいかよくわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。▶ ノックデザインに無料見積もりを依頼するホームページ制作の見積もり後に起きがちなトラブル例と対策無事、ホームページ制作をスタートできたと安心する前に、その後にトラブルが起きる場合も想定しておかなければなりません。ここでは、よくあるトラブル例とその対策を紹介します。納品後に「想定外の追加請求」がある場合も制作が進んだあと「当初の見積もりに含まれていない作業が発生した」として、想定外の追加費用を請求されるケースがあります。原因対策見積書に作業範囲が明確に記載されていなかった・見積書に「含まれる作業」「含まれない作業」を明確に記載してもらう要件定義があいまいだったため、認識にズレがあった・要件定義(サイトの目的・機能要件など)を文書でしっかり共有する【ノックデザイン担当者コメント】最初の見積もり確認時に「これは見積もりに含まれていますか?」と質問することが重要です。オプション機能に関する齟齬が起こる場合もCMS導入、問い合わせフォーム設置、SEO初期対策といった「オプション機能」について、よく認識違いが起こります。原因対策標準仕様だと思っていた機能が、実はオプション料金だった・オプション機能の一覧を事前に確認する・必要な機能が標準対応か、別料金対応かを事前に質問する見積もり段階でオプションの有無が明示されていなかった・契約書または仕様書に、必要な機能が記載されているか確認する【ノックデザイン担当者コメント】特に、フォーム設置やレスポンシブ対応、CMSカスタマイズなどは、標準対応かどうかチェックしましょう。見積書に曖昧だったと後で気が付く場合も制作が進行してから「そもそも見積書に細かい作業範囲が書かれていなかった」と気付くケースもあります。原因対策総額だけが記載され、内訳がざっくりしていた・「作業ごとの内訳金額」が記載された明細つき見積書を依頼する・「この見積もり金額で、どこまでが確実に対応されますか?」と確認する作業範囲、対象ページ数、機能範囲などが明確に記載されていなかった・ページ数、デザイン範囲、機能要件をそれぞれ明確に書き出してもらう【ノックデザイン担当者コメント】納得できるまで細かい内訳を明示してもらうことで、後からの認識ズレを防げます。ホームページ制作の見積もりに関するよくある質問【FAQ】ホームページの見積もりは無料で依頼できますか?ホームページ制作の見積もり依頼は、無料で対応している会社がほとんどです。ただし、無料見積もりができる範囲に違いがあり「初回見積もりや簡易提案だけ無料」「複数パターンの見積もりは有料」など、相談先によって違いがあります。自動見積もりだけで正確な料金はわかりますか?自動見積もりツールは、概算金額を把握するには非常に便利ですが、正確な料金は個別ヒアリング後に確定するのが一般的です。自動見積もりはあくまで目安・参考と考えておきましょう。見積書に有効期限はありますか?ホームページ制作の見積書には、有効期限が設けられるのが一般的です。目安は30日〜60日程度であり、長期化する場合は再見積もりが必要となります。スムーズに制作を進めたい場合は、できるだけ見積もり取得後1〜2か月以内に発注を決めるのが理想的です。まとめ|ホームページ制作の無料見積もりはノックデザインにホームページ制作の見積もりを成功させるためには、正しい準備・比較・チェックポイントを押さえることが重要です。また、予算だけでなく、作業範囲・納期・サポート体制までしっかり確認し、納得できるパートナーを選びましょう。大阪のホームページ制作会社「ノックデザイン」は、無料見積もりの対応はもちろん、以下のような方に最適なご提案が可能です。初めてホームページをつくる方サイトをリニューアルしたい方見積もりの手順がわからないという方どの業者が信頼できるか比較・相談したい方無料相談のほか、ホームページ制作・保守の一括対応、また他社からの乗り換えサポートなども提供していますので、まずはお気軽にご相談ください。▶ 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