Studioで予約機能は使える?結論:外部連携で実現できます!Studioはデザイン性と操作性の高さから人気のノーコードWeb制作ツールですが、現時点(2025年6月)では、「予約機能」は標準では搭載されていません。しかしご安心ください!CalendlyやSTORES予約などの外部ツールと連携すれば、簡単に予約フォームを実装できます。この記事では、予約システムの基本から、具体的な導入方法・おすすめツールの比較・設計のコツまで、ノーコードで予約機能を導入したい方に向けて徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください。どんなときに予約機能が必要?基本機能と導入のメリット予約機能は、以下のような業種・サービスには欠かせない機能です美容サロン・マッサージ飲食店・カフェパーソナルレッスン・スクールカウンセリング・診療予約機能とは、顧客があらかじめ日時を指定してサービスや施設の利用を申し込む仕組みで、上で挙げたような時間単位でのスケジュール管理が必要な業種にとっては必要不可欠な機能です。予約システムでできることは多くあり、例えば以下のように活用できます。カレンダーから日時を選択できる自動でメール通知・リマインド送信予約と同時に事前決済(有料プラン)予約内容のデータ管理と分析これらの機能により、業務効率化や顧客満足度の向上が期待できます。Studio単体では予約システムは実現できない理由Studioのフォームは「お問い合わせ」や「資料請求」など静的な情報送信には向いていますが、「日時を選ぶ」「残席確認を行う」などの動的な処理はできません。また、フォームの管理もStudio内で完結せず、メール通知や外部サービスとの連携が前提となります。Studioのフォームでできること名前・メールなどの基本項目の送信入力内容のStudio管理画面での確認メール通知の送信(任意)Studioフォームではできないことカレンダー形式での日時選択空き状況のリアルタイム表示自動返信やリマインド通知つまり、「予約機能の実装」はStudio単体では不可能と理解し、外部サービスと組み合わせて設計することが重要です。予約機能を実現する2つの主な方法外部ツールの埋め込み(Calendlyなど)最も一般的な方法は、予約専用サービス(例:CalendlyやSTORES予約など)を使い、その予約画面をStudioに埋め込む方式です。iframeを利用してページ内に自然に表示でき、UIも美しく、モバイル対応もされています。設定も簡単なのでノーコードに最適です。Googleフォーム+スプレッドシート連携簡易的な予約機能として、Googleフォームで必要事項を受け取り、Googleスプレッドシートで管理する方法もあります。自動返信メールの設定や通知も可能ですが、日時選択の自由度や管理性は専用ツールに劣るため、簡易的な用途向きです。Studioに予約機能を実装するステップ(例:Calendlyの場合)ここからは、Calendlyを例に、Studioに予約機能を実装する手順を具体的に解説します。他の予約ツールでもおおむね同様の流れで対応可能です。Step1:Calendlyに登録し、サービス内容を設定Calendlyにサインアップ後、ホームの右上「+Create」をクリック。提供するサービス(30分面談、1時間の施術など)を登録します。日時の空き枠設定や、通知・カレンダー連携もこの時点で行います。Step2:Studioで予約セクションを用意するStudio側で、予約導線となるセクションを作成します。ファーストビューやCTAボタン、専用ページなど、複数箇所に設置するのが効果的です。Step3:埋め込み or リンクを設置するCalendlyのホームにStep1で設定したサービスが表示されているので、「Copy link」のボタンをクリックしましょう。発行されたURLをStudioに貼り付けることでStudio上に設置できます。サービスによっては「埋め込みコード」が発行されるので、その場合は、Studioの「Embed」パーツを使用して設置しましょう。Step4:スマホ表示を確認する(min-heightを指定)埋め込みの際は、高さが足りないとスクロールできないなどのトラブルが起こることも。CSSで「min-height」や「overflow: auto」を指定し、モバイル表示も最適化しましょう。Step5:テスト予約を行って最終チェック実際にユーザーとして予約してみましょう。通知が届くか、カレンダーに反映されるかなどを確認し、予約体験に問題がないか最終チェックします。目的別に選ぶ、おすすめの予約ツール5選とその比較各ツールの特徴と用途に応じて、自社に最適なものを選ぶのがポイントです。CalendlyGoogleカレンダーとの連携が強力な英語圏発のサービス。UIも洗練されており、海外向けサイトにもおすすめです。無料プランでも基本的な予約機能は使用可能です。STORES予約国内向けに最適化されたUIと高い安定性が特徴で決済やZoom連携も可能。美容・教育系にも強く、初心者に優しい設計です。SELECTTYPE無料プランから始められ、使いやすい管理画面と柔軟なカスタマイズ性が魅力です。外部サイトへの埋め込みにも対応しており、用途を選ばず導入できます。RESERVA医療やサロンなど業種別テンプレートが豊富。機能も充実しており、LINE連携やスタッフ別予約など、実務を考慮した設計が特徴です。CoubicSTORESの系列サービスで、スマートフォンからの操作性も良好です。予約管理、メニューの複数設定、リマインド通知まで対応。デザインも洗練されています。比較表対応機能埋め込み向いている用途無料プランCalendly日時選択、通知、カレンダー同期◯iframe対応海外サービス/英語対応サイト◯STORES予約決済、Zoom連携、顧客管理◯iframe対応美容室、カウンセリング、教室◯SELECTTYPEカレンダー、通知、顧客管理◯iframe対応フリーランス、中小規模ビジネス◯RESERVALINE通知、スタッフ別予約、決済◯iframe対応医療機関、ジム、業種特化型サービス◯Coubic通知、メニュー管理、カレンダー◯iframe対応モバイル予約重視の業種(美容など)◯予約導線の最適化とフォーム設計のポイント実装だけでなく、予約までの導線設計が重要です。以下の工夫を取り入れることで、予約率を高めることができます。CTAボタンの配置は複数箇所に(例:ファーストビュー・サービス紹介直下・ページ最下部)ステップ数を最小化(1クリックで予約ページに遷移)入力項目は最小限に(名前・メール・希望日時程度)UI補助(カレンダー形式、日時ピッカーなど)ユーザーが迷わず予約できるシンプルな構成が理想です。予約ツール導入前に確認しておきたい3つの注意点注意点1:ツールによっては埋め込み非対応もある全ての予約ツールがiframe埋め込みに対応しているわけではありません。Airリザーブなど、一部はURLリンク形式のみ提供している場合があります。事前に機能確認を行い、自社サイトに合うものを選ぶことが大切です。注意点2:デザインとの違和感が出ることも外部ツールを埋め込むと、Studioで設計したサイトのデザインとテイストが若干異なるケースがあります。ブランドイメージを大切にする場合は、カラーカスタマイズ可能なツールを選んだり、予約ページのみ別URLにする方法が有効です。注意点3:予約後の導線も設計しておく予約が完了したあとに「確認メールを送る」「サンクスページに遷移させる」「次回予約を促す」といった導線がないと、ユーザーの満足度が下がる恐れがあります。予約後のUXにも配慮し、次に繋がる設計を意識することが重要です。まとめStudio単体では予約システムの構築はできませんが、外部ツールと組み合わせれば、誰でも簡単に予約機能を実装できます。決済・通知・分析など、ビジネスに必要な機能をノーコードで実現可能です。導線設計やスマホ対応など注意すべきポイントもありますが、基本的にはノーコードで導入可能です。Studioで予約を実現したい方は、ぜひ今回の記事を参考に、使いやすい予約導線を設計してみてください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。