ノーコードWeb制作ツール「Studio」は、簡単な操作でデザイン性の高いWebサイトを制作できるクラウド上のサービスです。制作面、運用面ともにハードルが低いため、Studioの利用を検討する方が増えてきています。検討している方の中には料金プランを知りたい方も多いのではないでしょうか?この記事では、料金プランの種類と無料プランでできること・できないこと、注意点など詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。Studioの料金プランって?Studioは基本的な機能は無料から利用でき、必要な機能に応じてプランを選択して柔軟にアップグレードすることが可能です。また、お支払いはサイト単位のため、サイトの用途や必要な機能に合わせてプランを選択することで、無駄な費用をかけることなくサイトを運用できます。そして料金プランですが、2024年10月1日に新料金プランが発表されました。2024年12月1日から次のプランに改定されます。プラン名特徴年払い(月額換算)月払いFree無料でお試しプラン¥0¥0Mini1ページ構成のランディングページに適したリーズナブルなプラン¥590¥1,290Personal個人向けのWebサイトやブログサイトにおすすめのプラン¥1,190¥1,720Business本格的なあらゆるサイトに最適なプラン¥3,980¥5,460Business Plusより大規模なサイトや法人様向けのプラン¥9,980¥12,900年払いと月払いを選べるという点は変わらず、新たにMiniプランが登場したことで今まで以上に柔軟に選びやすくなったのではないでしょうか?新料金プランについてもっと詳しく知りたい方は、Studioの公式サイトからご確認ください。Studio 新料金プラン「プランは分かったけど、まずは試してみて検討したい」という方も多いと思うので、ここからは無料プランについて解説していきます。無料プランでできること主要なデザイン機能はすべて使用可能デザインに関する機能は、他の有料プランと同じく全機能を使用することができます。つまり、無料プランでも十分にデザイン性や機能性にこだわった、クオリティの高いサイトを制作できるということです。また、無料のテンプレートもたくさん用意されているので、お好みのものを選択してStudioの使用感や機能性を気軽に試してみることも可能です。制作したサイトの公開Studioでは無料プランで制作したサイトでも、初期費用0円で公開することができます。サイトの右上にある【公開】ボタンから設定すると、「〇〇〇studio.site」のサブドメインで公開完了!「〇〇〇」の部分は任意の文字列で自由に設定が可能です。月間Visitor数が2,000回まで公開可能以前までは無料プランではPV数の上限である10,000までならサイト公開が可能となっていましたが、新プランではVisitor数へと計測基準が改良されました。PV数に比べると無料で公開できる上限は増えていますが、SNSからの流入があったりブログ記事を書くなどサイトの運用をしっかりとしていきたいと考えている場合は、有料プランを検討した方が良いかもしれません。ちなみに各プランのVisitor数の上限は以下のようになっています。FreeMiniPersonalBusinessBusiness PlusVisitor数(月間)2,0002,00020,000400,0001,000,000CMS機能無料プランでも基本的なCMS機能を使用できます。CMS(コンテンツ管理システム)とは、HTMLやCSSなどの知識やスキルがない人でもコンテンツの作成や管理が簡単にできるシステムで、簡単にコンテンツの作成・編集ができます。ただし、公開できるアイテム数は「100件」までと制限があるので、個人利用でのブログやポートフォリオサイトなどでの利用がおすすめです。CMSの公開予約無料プランでもCMSで作成した記事の公開予約が可能です。リリースなどで決まった日時に記事を公開したり、毎日・毎週など決まったタイミングで記事を公開したい場合にとても便利な機能です。フォーム機能の設置・使用Studioではフォームに必要なパーツがそれぞれ用意されており、とても簡単に導入できます。パーツを設置して必要に応じて少しカスタマイズするだけで、あっという間にフォーム機能が完成します。ただしこちらもCMSの記事と同様に、フォームの累計回答上限数(フォームからの受信数)が「100件」と制限されているので、長期的な運用を考えているのであれば有料プランでの利用を検討する方が良いかもしれません。301リダイレクトも可能無料プランでは、リダイレクト処理も使用できます。リダイレクトとは、アクセスしたページとは別のページに飛ばす処理になります。詳しい方法についてはこちらのブログで解説しているので、ぜひご覧ください。Studioのリダイレクト機能について徹底解説!無料プランでできないこと独自ドメインの使用先ほど、サブドメイン「studio.site」でサイトを公開することが可能!というのはお伝えしましたが、無料プランでは独自ドメインでの公開はできない仕様となっています。独自ドメインとは、このサイトでいう「nock-design.com」の部分にあたり、インターネットの世界にひとつしかない固有のドメイン(住所)のことです。信頼度も高く、・アクセスしたユーザーからの印象に残りやすい・SEO対策として有効など、メリットばかりなので本格的にサイト運営をしていくのであれば、絶対に独自ドメインでの運営をおすすめします!サイトに表示されるStudioバナーの非表示無料プランでは、サイトの左下に表示されるStudioバナーを非表示にできません。このバナーをクリックするとStudioの公式サイトに遷移します。このバナーは表示され続けてしまうので、画面の左下や画面下部に重要なコンテンツを配置するようなデザインの場合は、有料プランを検討した方が良いかもしれません。ページごとの公開・非公開設定無料プランでは特定のページのみ非公開にすることができないため、作成したページは全員に公開する状態になります。ページごとの公開・非公開設定は、有料プランから利用可能です。特定のページを非公開に設定すると一般公開から除外できるので、改修中のページや下書きページを隠すために便利です。カスタムコードの使用無料プランでは、カスタムコードが使えず、<head>内の末尾と<body>内の末尾にコードを書くことができません。人によっては、少し不便な部分かもしれません。外部サービスとの連携無料プランでは外部サービスとの連携ができない仕様となっています。・Googleアナリティクス・Googleタグマネージャー・Googleサーチコンソール・Facebookピクセル (Facebook広告用)・Google reCAPTCHA v3・Meta Pixel・HubSpot Tracking(Beta)・チャネルトーク・Intercom・Notion・Airtable・microCMS有料プランで利用可能なこれらのサービスと連携することができません。Googleアナリティクスやサーチコンソールなどが連携できないのは結構致命的なので、、、サイト分析が必要ない方以外は有料プランを検討するべきです。まとめここまでStudioの料金プランと無料プランについて解説していきました。Studioの無料プランでできることが一通り分かったのではないかと思います。最後にもう一度、できること・できないことをまとめてみましょう。無料プランでできること費用をかけずにサイトを制作できるサイトの公開ができるStudioの使用感や機能を試せるCMS機能が使えるフォームやリダイレクトも使用可能無料プランでできないこと独自ドメインは使用できないStudioバナーを消せない外部サイトを連携できないため、サイト分析ができない無料プランでできることはやはり少し制限がありますが、サイトを作成することに関しては十分可能なので、その制限を許容できるのであれば無料プランでサイトを運用していくこともできます。サイトをしっかり運用したい方や、無料プランでは少し機能が物足りない方は、有料プランも検討してみてはいかがでしょうか?最後までご覧いただきありがとうございました!