介護業界で年間95名採用を実現した秘訣を深掘りします!SNS活用から仕組みづくりまでインタビューしてきました。介護業界における採用難が叫ばれる中、年間95名もの採用を実現した企業があります。今回は、弊社ノックデザインで採用支援をさせていただいている、株式会社せせらぎ 代表取締役社長・水沼さんにインタビューを行いました。ご協力ありがとうございます!株式会社せせらぎとは?大阪府堺市を拠点に6つの介護施設を運営する企業です。利用者一人ひとりの「楽しみ」と「満足」に焦点を当てたデイサービスを提供しており、地域に密着した質の高い介護を実現しています。今回は、僕から突然「社長、オフィスにいますか?」と電話し、突撃でインタビューをお願いすることに(笑)。急なお願いにも関わらず、快く応じてくださった水沼さん、本当にありがとうございます!本記事では、なぜせせらぎがこれほどの採用成果を生み出せたのか、そして、採用活動全体の仕組みをどのように再設計したのかについて、じっくりと深掘りしていきます。それでは、インタビュースタートです!出会いのきっかけは、散髪屋!?まずは出会いのきっかけから振り返りたいと思います。水沼さん:もともとは散髪屋さんの社長が「紹介したい人がいる」と言ってくれて。後日、ご飯屋さんで会うことになりまして。最初はレーシングチームの宣伝をお願いしようと思っていたんですが、話していくうちに、「実は採用活動に困っている」という話になりまして。そこから、採用支援をお願いする流れになりました。長門:そうでしたね。当初は宣伝のお話でしたが、詳しくヒアリングしていく中で、採用の悩みのほうが深刻だと感じたので、急遽「採用支援」のご提案に切り替えたのを覚えています。水沼さん:それで、SNSを活用して会社の魅力を発信しながら、ホームページや採用サイト、TikTokを組み合わせた「採用の仕組みづくり」を進めていこうという話になりましたね。長門:ちなみに、このご縁をつないでくれたのは、髪を切ってもらっている同じ散髪屋さん(笑)。大阪で6店舗を展開するmen’s LEOの岡崎社長からのご紹介でしたね!採用コストはかかるのに、応募ゼロ。そこから始まった改革当時、採用活動においてどんな悩みを抱えていましたか?水沼さん:求人広告の代理店さんにお願いしたり、部長や総務スタッフもいろいろ試行錯誤して求職者を集めようと頑張ってたんですが、月に30〜40万円かけても、応募がほとんどゼロだったんです。そんな状況の中で、ノックデザインさんと出会いました。最初に提案してもらったのは、「まずは会社の雰囲気を知ってもらう」こと。それまでは求人広告に頼って募集を出すだけでしたが、これからはSNSなどを使って「この会社、いいな」と思ってもらい、自然に応募につなげていく仕組みに切り替えていこう、という話になりました。まずはTikTok運用からスタートし、そこから同時並行で、コーポレートサイト、採用サイト、会社案内パンフレット、さらに看板デザインまで、会社を伝えるすべてのクリエイティブを見直していきました。長門:すべて整えるまでに、約1年ほどかかりましたね。せせらぎさんが公開している全ての情報、さらには店舗の看板デザインまで、一貫性のあるブランディングを目指してあらゆるクリエイティブを見直しましたね。特に当時のホームページについては、数年前に作成されたもので、今の会社の実態がほとんど伝わっていない状態でした。まずは、情報を正しく整理するところから始めて、ひとつひとつ順番に進めていったのを覚えております。費用3分の1・採用率向上。仕組み改革の成果取り組みから2年が経ちましたが、印象に残っている変化はありますか?水沼さん:取り組みを始める前は、採用に月間200万円くらいかけても、ほとんど成果が出ない状態でした。でも今では、月間60万円程度のコストでしっかり人が集まるようになっています。費用を3分の1以下に抑えながら、採用成果を出せるようになったのは、本当に大きな変化です。さらに、採用サイトやTikTokを見て「この会社で働きたい」と思って応募してくれる人が増えたことで、事前に会社の雰囲気が伝わり、面接でのマッチング率も格段に上がりましたね!長門:そうですね!単に応募数が増えただけではなく、会社の理念に共感する方が面接に来てくれるようになったのは、大きな変化だと感じています。さらに、1年間を通して求職者インタビューやスタッフインタビューを積み重ねたことで、「せせらぎ」さんに合う人物像をより明確に言語化できたことも、採用精度を高める要因になりました。この合う人を可視化する取り組みも、結果的にミスマッチの防止や定着率向上に大きく貢献できたと感じています。TikTokで“会社の空気”を伝える。会社のTikTokアカウントの印象はいかがですか?水沼さん:うちの社員が出演している動画を見た方から、「楽しそうな会社ですね!」と言ってもらえることが増えました。ほんまにやって良かったなと思っています。そもそも、TikTok運用を始める前に、ノックデザインさんが社員インタビューを実施してくれたのも大きかったですね。介護業界で働く人を採用する上で、求職者が本当に知りたい情報は何かをヒアリングしてもらい、その結果をもとに、SNSや採用サイトの「見せ方」をきちんと設計してくれた。ただバズらせるだけじゃなくて、「せせらぎの良さ」を自然に感じてもらう仕組みづくりができたことが、成功につながったと思います。成果につながる柔軟な戦略設計。ノックデザインに依頼して感じたことノックデザインに依頼して、良かったと思うことがあれば教えてください。水沼さん:ノックデザインさんは、「過去にこうだったから、こうしましょう」じゃなくて、「今ないものをどう作るか」を一緒に考えてくれるところが良かったです。うちの会社に合わせてゼロから柔軟に戦略を立ててくれたのが、他の会社とは違いましたね。しかも、その戦略がちゃんと成果につながっているのが、何より大きいです。長門:嬉しいお言葉ありがとうございます。結果がでないと意味ないですからね。水沼さん:去年は、面接に来てくれた方が約200名、そのうち95名を採用できました。これは単に数を集めたって話じゃなくて、重要なのは、「会社の理念に共感した人たちを直接雇用できた」ということだと思っています。介護の仕事って、やっぱり人のために働きたいっていう気持ちがないと続かない。派遣の人だと「時給さえ良ければどこでもいい」というケースも正直あるんですが、直接雇用の場合は、「この会社で働きたい」という想いを持った人が来てくれる。その違いは、本当に大きいと実感しています。せせらぎで働く上で、大切にしていることはありますか?水沼さん:うちは、ご利用者さんの残された人生に感動を残すこと。そこに共感してくれる仲間がいれば、うちにとってはそれが何より嬉しいことですね。今、若いセンター長たちがどんどん育ってきています。「世の中の役に立ちたい」って真っすぐな気持ちで働いてくれる子たちがいるんです。それを見ると、ほんまに未来は明るいなと思いますし、これからもっと若い世代が育っていくのが楽しみです。採用活動に本気で向き合うなら、“全部つなぐ”覚悟が必要最後に、これから採用活動に本気で取り組みたい企業や経営者に向けて、アドバイスをいただけますか?水沼さん:結論から言うと、「全部やった方がええ」と断言します。SNSだけ、ホームページだけ、採用サイトだけ。どれかひとつだけやっても効果は限定的です。大事なのは、それぞれの施策をちゃんと線でつなぐこと。しかも、それをバラバラに違う会社へ頼むのではなく、ノックデザインさんのように、企画から設計、運用までトータルで見てくれるパートナーと一緒に進めることが大切やと思います。SNSは別の会社、ホームページは別の会社……そんな分業スタイルでは、やっぱり「伝わる力」が弱くなってしまうと感じます。長門:貴重なご意見、ありがとうございます!ノックデザインでは、株式会社せせらぎさんのように、「人を集める」のではなく「共感する仲間を集める」ための採用支援を、今後も続けていきます。採用にお悩みの企業様、ぜひ一度ご相談ください。支援内容コーポレートサイトリニューアルせせらぎ コーポレートサイトの制作実績採用サイト新規作成株式会社せせらぎ 採用サイトTikTokアカウント運用せせらぎ TikTok運用事例施設案内パンフレット作成店舗の看板デザイン採用支援株式会社せせらぎ様の採用支援内容については、こちらのブログでさらに詳しく解説しています。支援内容について詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。【介護の採用事例】年間200件の応募、採用単価5万円を実現するまでまとめ採用は「手段」ではなく「仕組み」で変わる株式会社せせらぎ様の取り組みから学べるのは、採用活動は単発の施策やテクニックだけでは成果に結びつかない、ということです。SNS、ホームページ、採用サイトなどそれぞれを「点」で動かすのではなく、「線」でつなぎ、一貫したメッセージで会社の魅力を伝える。そして、採用活動を単なる「人集め」ではなく、「共感する仲間づくり」に昇華させること。それが、結果として年間95名採用という大きな成果につながりました。私たちノックデザインは、単なる制作や運用代行ではなく、採用活動そのものの仕組みづくりから支援しています。本気で採用に取り組みたい、共感する仲間を集めたい。そう考えている企業様は、ぜひ一度ご相談ください。